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チューダーからフランス海軍の特殊部隊との共同開発で誕生したダイバーズウォッチが登場

FASHION HEADLINE / 2021年11月11日 11時0分

それから数十年にわたりチューダーのダイバーズウォッチは進化を続け、多くのモデルがフランス海軍によって採用されました。その中で最も有名なのは、象徴的なブルーのダイアルとベゼルを持つRef.9401です。ケースバックに“M.N.”のイニシャルと製造年がエングレーブされたこの型番は、「スノーフレーク」針とスクエアのアワーマーカーを備えたバージョンと、三角形のアワーマーカーを備えた後発バージョンの2種類で展開されました。1970年代半ばに誕生したこのモデルは、1980年代まで継続してフランス海軍に提供されました。2000年代に入ってからは、特にフランス海軍の潜水学校や戦闘ダイバーの間で使用されていました。公式には20年ほど前に廃盤になったものの、“チューダー M.N.”は今日でも予備兵や退役軍人の手首に見ることができます。ペラゴス FXDは、まさにこのシンボリックなモデルを着想源としているのです。


A UNIQUE SET OF SPECIFICATIONS


フランス海軍の戦闘ダイバー部隊と共同で開発されたペラゴス FXDは、彼らが求める一連の技術的仕様を、極めて正確に具現化しています。より高い堅牢性と信頼性のためにケース本体に固定されたストラップバーといった、チューダーにとって新しい機能的特徴を多く採用しているのはそのためです。ラグを延長させたようなその形状は、本モデルならではの独特なシルエットをつくり出しています。

120のノッチを刻んだ回転ベゼルも、ペラゴス FXDに新しく採用された仕様の一つです。両方向に回転するベゼルには、0から60までの目盛りが反時計回りにあしらわれています。ダイバーズウォッチ規格ISO 6425:2018への準拠よりも、戦闘ダイバーたちの重要な任務である“水中ナビゲーション”に特化したニーズを満たす仕様を優先した結果です。


UNDERWATER NAVIGATION


水中ナビゲーションでは、綿密に計画されたルートをたどり、水面に浮上することなくピンポイントで目的地へ到達することが求められます。“ライフライン”と呼ばれる紐で互いを繋いだダイバー2名のペアが、磁気コンパスを用い連続した直線の水泳を行います。彼らは各セクションを一定の速度で、設定された時間を計測しながら目的地にたどり着くまで真っすぐ泳ぎます。正確な計時のためには、新しいセクションに入る度にカウントダウンを再スタートする必要があるのです。そこで役立つのが、本モデルのベゼルにあしらわれた反時計回りの発光性目盛りです。セクションごとに設けられた所要時間に応じて、ベゼル上の数字を分針の位置に合わせれば良く、分針が三角形のマーカーに達したらコースを変え、計時担当のダイバーが次のカウントダウンをスタートさせます。さらに、この時計のベゼルリングはケース本体よりも大きくつくられています。長い潜水により冷えて感覚を失ったグローブ着用の手でも操作できるよう、グリップを向上させているのです。

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