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イセタンメンズとCADANのアートコラボレーションプロジェクト第3弾が12月1日よりスタート

FASHION HEADLINE / 2021年11月28日 15時0分

川田知志 「夏の○×△」(2015年) インスタレーション、木材、金網、漆喰、顔料ほか サイズ可変 京都芸術センター南ギャラリー前廊下での展示風景 撮影:松見拓也
学生の頃、ときどき百貨店で催事場入れ替え のアルバイトをしていました。店内では、訪れたお客さんを誘惑する華やかな空間演出がなされる一方で、 我々はバックヤードを移動しました。そこは、どこに行っても同じ景色の素っ気ない空間で、気が遠くなるような感覚になったのを覚えています。当たり前ですが、荷物を置いて通り過ぎるためだけの効率化された空間に華やかさは必要ではありません。そこで今回は、当時の感覚を確かめながら、表のモチーフに華やかさを託し、裏は基礎として仮壁面の構成で作り、そんな日々の誘惑と素っ気なさを表現したインスタレーションを発表します。

【6階】大田黒衣美(おおたぐろえみ)
1980年福岡県生まれ。東京造形大学美術学科絵画科専攻概念表現研究課程卒業後、東京藝術大学大学院修士課程油画科修了。 2019年3月より、文化庁新進芸術家海外研修制度を受けベルリンを拠点に活動。現在は愛知県在住。 主な展覧会に2021年「DOMANI・明日展2021」国立新美術館(東京)、2020年 個展「MESA」クンストラーハウス・ベタニアン(ベルリン・ドイツ)、2020年「MAT, Nagoya Studio Project vol. 6」Minatomachi POTLUCK BUILDING(愛知)、2017年 個展「spot」KAYOKOYUKI(東京)、2016年「THE ECHO」高崎シティギャラリー(群馬)、2014年 個展「project N 55」オペラシティ・アートギャラリー(東京)など。「ALLOTMENTトラベルアワード2016」、「アートアワードトーキョー2008」にてグランプリ受賞など。

大田黒衣美 「sun bath」(2021年) ceramic clay サイズ可変
こちらの彫刻はセラミック、すなわち土からできている。自然からできたマテリアで人工物のガムというモチーフをもう一度制作するという行為は、自然と人類、世界の矛盾と共存という 同一線上にある最も遠くてかなり近い2点の関係性を表す一つのアイデアでもある。今回の展示は、セラミックの作品を複数組み合わせて、正方形の展示台に平面的なコンポジションを取ったインスタレーションとして発表する。

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