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エースホテルが日本初進出、2019年末開業。隈研吾監修で京都「新風館」をリノベーション

FASHION HEADLINE / 2018年4月6日 16時10分

アメリカのエースホテル(ACE HOTEL)が、NTT 都市開発株式会社(以下、NTT 都市開発)とのパートナーシップによりアジア初進出する。2019年末、京都市中心部の「新風館」跡地に日本初の「エースホテル京都」を開業させる。

新風館は1920年代に建てられたの旧京都中央電話局を利用した商業施設で再開発のため、2016年3月に閉館。エースホテル京都のオープンは、その新風館跡地に完成する複合商業施設内で、ホテルの他飲食店や物販など商業テナントが入居する予定となっている。また、その外装のデザイン監修を建築家の隈研吾が手がける。

エースホテルは、創立当初より日本での開業を夢見てきたという。これまでにも、ビームス、ポーター、ミナミケンゾウ、エンダースキーマ、トラベラーズカンパニーなどを始めとする日本人アーティストやブランドとコラボレーションを行ってきた。

エースホテル 代表取締役社長のブラッド・ウィルソンは、「日本に事業を展開することは、私たちの長年の夢だった。京都の美と歴史に敬意を表しながら、世界に向けての繋がりと新しいカルチャーを育む空間を造るという、私たちの共通の夢の完成に向けて、NTT 都市開発や隈研吾氏を始めとする、名実ともに優秀なチームとパートナーシップを組むことは光栄であり身が引き締まる思い」と話す。

またデザイン監修を行う隈研吾は、「京都という場所と繋がった、地域に開かれたホテルを作りたいと考えた。まず平安時代から様々な庭がつくられてきた由緒正しい土地に地域とホテル、現代と過去がつながる濃密な庭を造ろうとした。京都の和の伝統を引き継ぐ木組みと、日本の近代建築の巨人吉田鉄郎の設計した京都中央電話局の赤レンガがこの中庭で出会い、木とレンガが新しい会話を始めるだろう。京都らしい姉小路通り、東洞院通りに対しては、細やかなルーバーとメッシュで、その通りの繊細さに応答した。そのルーバーとメッシュは、光と風をやさしくろ過する環境装置でもある。さらにコンクリートに酸化鉄を混入して、塗装に頼らない暖かい発色を試みた。このまちに、隅々まであらゆるディテールとマテリアルにこだわって、建物と土地と歴史をひとつに繋げた。エースホテルもまた、地域とホテル、コミュニティとゲストをつなぐことで、ホテルというもの定義を変えようと試み、世界の街の空気を柔らかく変えつつある。その理念と建築とが共振することを願っている」とコメントしている。

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