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リサイクルデニムを原料に独自のレシピ開発、G-Star RAWの「The Art of RAW」第3弾アーティスト、レニー・シュテープにインタビュー

FASHION HEADLINE / 2022年10月12日 15時0分


デニムブランドG-Star RAWが2022年よりスタートしたアーティスト支援プロジェクト「The Art of RAW」。デニムを素材としてリサイクルするユニークな“実験”を若手アーティストと進めている。G-Star RAWは「Return Your Denim」というプログラムにより、修理が不可能になった衣服をヨーロッパの同ブランドの店舗に持ち込むことで、適切にリサイクルされるか、今回の「The Art of RAW」のような若手アーティスト支援プロジェクトに使用されている。



今年4月に第1弾として発表されたテウン・ズヴェッツ(Teun Zwets:1992 年生まれ)は、2020 年にデザインアカデミー・アイントホーフェンを卒業後、カザーネ賞を受賞し、今回もいち早く創作に取り掛かり作品を発表した。作品はベースとなる金属フレームの椅子と食器棚、ランプが一体となった家具にデニムの屑を幾層にも重ね合わせたオブジェで『Denim Living』と題された。


第2弾はアテナ・グロンティ(Athena Gronti:1993年生まれ)によるギリシア神話をモチーフに、デニム生地をキルティングした『Ariadne’s Thread (アリアドネーの糸)』。クレタ島の王女が愛する英雄を迷宮から脱出させるために糸を使った、というギリシャ神話からインスピレーションされた作品で、デニムの歴史と社会学的側面を研究し、デニムのさまざまな表情を大きなキルトで表現した。



第3弾のレニー・シュテープ(Lenny Stöp:1992年生まれ)の作品は約8kgのユーズド・デニムを使用。工業用パルプ機械によりデニムと水、でんぷんを混ぜ合わせ、乾燥させた素材によりサイドテーブル、スツール、ランプで構成される家具シリーズが発表された。『フラッフ スタックス(Fluff Stacks)』と題された今回の作品は、過去にセラミックやテキスタイル、木材など特定のマテリアルを徹底的に探求し扱ってきた彼が、デニムという素材を独自のレシピでアップサイクリングして生まれたアート作品となった。

科学実験を彷彿させ、“狂気のメソッド”とも評されるその方法論のプロセスをレニー・シュテープにインタビューした。





「“サスティナブル”という言葉を、私たちは安易に使いがちですが、私たちはその意味を本当に理解しているのでしょうか? 私たちは本当に“サスティナブル”でしょうか? 」

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