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四川オペラの「変面」から着想。匠の技による精緻を極めたルイ・ヴィトンのウォッチメイキング

FASHION HEADLINE / 2023年3月24日 19時0分

ルイ・ヴィトン「タンブール オペラ オートマタ」

ルイ・ヴィトンは四川オペラ(川劇)にインスピレーションを得た新作ハイウォッチ「タンブール オペラ オートマタ」を発表しました。

©Ulysse Frechelin
ルイ・ヴィトンは、「タンブール オペラ オートマタ」のデビューと共に、オートマタムーブメントを搭載したハイウォッチメイキングのエクスクルーシブな世界への旅を続けます。四川オペラ(川劇)の「変面」への敬意を表し、匠の技による精緻を極めた装飾が施されたこの特別なウォッチは、手元の操作によって命が吹き込まれ、瞬時に表情が変わる伝統的な面を表現しています。これはまさに、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が構想から開発、組立まですべてを手掛けた名作ムーブメントが生み出す芸術的パフォーマンスです。

©Regis Goley
2021年、「タンブール カルペ・ディエム」がジュネーブ時計グランプリ(GPHG)で見事に「オーダシティ賞」を受賞した後、ルイ・ヴィトンは、ヨーロッパ、そして表情豊かなヴァニタスの世界を離れ、「変面」の発祥地、中国において、新たな旅をスタートさせました。「タンブール オペラ オートマタ」では、四川オペラの最大の特徴であるこの「変面芸」がその大きなインスピレーション源となっています。プッシュボタンを押すことによって表情を変える「タンブール カルペ・ディエム」と同じように、「タンブール オペラ オートマタ」にもまた、驚異的な熟練の技を要する揺るぎない規律が体現されています。四川オペラでは、変面師は瞬く間に20種類もの面を次々と付け替え、さまざまな表情を見せていきます。絹のように薄い生地に描かれた顔を、素早い手の動きや優雅な扇の動きで出現させたり消したりする技法は秘伝とされ、21世紀になった今、古くから伝わる変面の技術を受け継ぐ変面師は数えるほどしか残っていません。

©Ulysse Frechelin
ルイ・ヴィトンでは、この神秘的な表情の交錯をウォッチケースで表現するために、現代の最も優れた職人たちの協力を仰ぎました。メゾンのウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のマスターウォッチメーカーである、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニがこの並外れた時計のムーブメントを製作し、エナメル師のアニタ・ポルシェと彫金師のディック・スティーンマンが、このウォッチを素晴らしいデザインで飾りました。

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