モダンデザインを形成してきた世界の女性デザイナー13名のビンテージの家具作品を新宿伊勢丹で展示販売
FASHION HEADLINE / 2023年3月27日 15時0分
伊勢丹新宿店では4月1日~4月24日の期間、本館2階 イセタン ザ・スペースにて、モダンデザインの世界における女性の貢献を称えて, デザインギャラリーの「Gallery CASA DE」「SNORK- MODERN AND CONTEMPORARY」「Objet d’ art」の協力のもと、「WOMEN DESIGN IN MODERN」を開催いたします。
本イベントでは、戦後から女性解放運動の始まり、ポストモダニズム、ミニマリズム、そして世紀末へと、モダンデザインを形成してきた世界の女性デザイナー13名のビンテージの家具作品を伊勢丹新宿店独自にスタイリングし展示販売いたします。男女差別のあった時代に、純粋な美学や完璧な技量、卓越した品質を達成した女性による作品から、その時代の社会、改革、そしてアイデンティティの物語を読み解き、デザインと歴史の大きな文脈の中での彼女たちの位置づけを再確認することができる機会をご提案します。
ビンテージ作品 展開例
Rush Chair from Meribel / Charlotte Perriand
(W43×D43×H74cm)
作家名:シャルロット・ペリアン
製作年:1956-58年頃
シャルロット・ペリアンがいくつかのプロジェクトに携わっていたメリベルのチェア。日本の伝統的なデザインを感じる作品となっています。
Low Bench with Drawer from Cité Cansado, Mauritania/ Charlotte Perriand
(W260×D70×H36×SH24cm)
作家名:シャルロット・ペリアン
製作年:1958年
シャルロット・ペリアンによるベンチ。アフリカの鉱山町”Cansado” のプロジェクトのためにデザインされました。ペリアンが日本に来日された時に影響をうけてデザインされたものと感じ取れます。
シャルロット・ペリアン
1937 年にコルビジェ のアトリエを離れた後、元同僚で坂倉準三の働きかけにより1940 年日本の商工省(現・経済産業省)の招聘を受け、輸出工芸指導顧問として来日。工芸技術の視察のため、日本の文化や地域を見聞するための旅が始まり、7ヶ月の日本各地への旅で竹、漆、アルミニウムやテキスタイルを応用した新しいデザインを家具を生み出している。家具のデザイン領域で旧東京都庁都知事室(1957年)・墨会館(1957年)・旧草月会館(1958年)など設計した丹下健三との協働するなど、ペリアンが日本の建築家やデザイナー、引いては日本のモダニズムの発展に与えた影響は計り知れない。
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