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サファイアケースで史上初めてジュネーヴシールを取得したルイ・ヴィトンのハイウォッチコレクションから新色が登場

FASHION HEADLINE / 2023年4月6日 19時0分

各ウォッチのケースミドル、ケースバック、そしてLV ロゴを配したブリッジについて、全く同じ色合いを実現するために、日本で着色加工された200kg近いサファイアブロックの中心から抜き出された直径50mm、長さ150mmの円柱が使用されました。


各パーツは、このサファイアクリスタルの円柱からダイヤモンドツールを使って切り出され、最終的な寸法に仕上げられます。こうして作られたすべての構成要素は、丁寧な磨き上げの工程を経て、抜群の透明感と、細心の注意を払って厳選された2つのカラーの豊かな色彩が浮かび上がります。各ウォッチの合成サファイアケース全体の製作には、ダイヤモンド工具を使用したデジタル制御の機械による420時間におよぶ複雑な作業を要します。ケースミドル、ベゼル、ガラスからなる厚さ10mmの一体型パーツだけでも、100時間の切削加工と150時間の研磨が必要です。ケースバックは、50時間の機械加工と60時間の手作業と機械による仕上げを経て完全に透明な状態となって初めて、組み立ての準備が整います。最後に、LV ロゴが配された透明なブリッジは、20時間のカッティングと40時間の手作業による仕上げを経て、光を完璧に透過させることができるパーツが完成します。

製造の全工程において、常に細部にいたるまで細心の注意が払われています。2017年に登場した「タンブール ムーン」の美しい曲線を描くケースミドルの外側には、「LOUIS VUITTON」を形作る12文字が刻まれています。そのデザインによりタイムピースのフェイスが非常にオープンな印象に仕上がっているベゼルフランジ上のインデックスと同様に、12個のアルファベットには、ブラックの繊細なラッカー仕上げが施されています。

ブラックPVD加工のチタニウム製の2つのホーンは、ネジで取付けられています。最後に、繊細なムーブメントを外的ストレスから守るために、厚さ9.9mm、直径42.5mmケースは、30mまでの防水性を保証。これは、ケースミドルとねじ込み式ケースバックの間に配置された透明ガスケットによって実現される性能です。


メカニズムを魅せる

この光溢れるケースは、80時間のパワーリザーブを誇るLV 90手巻き機械式ムーブメントのまるで蜘蛛のような構造全体に、見る者の視線を釘付けにします。そのコントラストを際立たせ、ジュネーヴシールの基準を満たすために要求される精巧な仕上げを強調するために、ブリッジとプレートは、一連のマットブラックのサークルで構成されています。この自己相似性を持つフラクタル的デザインは、繊細な捻れや回転を伴いながら、象徴的なモノグラム・フラワーのモチーフがキャリッジに精巧なオープンワークで施されたフライングトゥールビヨンへとダイレクトに視線を惹き付けます。キャリバーの構造は、見る者をうっとりとさせる魅惑的な動きの連鎖を通してフォルムのバランスを超越し、絶妙な色合いのイエローまたはグリーンのケースによって昇華されます。

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