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ブルガリ ホテル ローマがコンドッティ通りにあるブルガリの旗艦店からほど近い場所に2023年6月9日オープン

FASHION HEADLINE / 2023年4月15日 15時0分


この新しいローマのホテルは、カンポ・マルツィオ地区の中心にあるアウグスト・インペラトーレ広場に位置し、コルソ通りやバブイーノ通り、スペイン階段、コンドッティ通りにあるブルガリの旗艦店からほど近い場所にあります。この広場には、初代ローマ皇帝アウグストゥスにより建てられたローマ史において最も象徴的な2つのモニュメントである、アウグストゥスの霊廟とアラ・パチス祭壇(彼の治世にもたらされた平和を祝うためのモニュメント)があります。その向かいに位置する当ホテルの建物は、1936年から1938年にかけて建設され、1950年に当時のイタリア首相アルチーデ・デ・ガスペリにより落成された、ローマにおける優れたイタリア合理主義建築の一例と云える建物です。

建築家ヴィットリオ・バリオ・モルプルゴが設計した、フレスコ画、モザイク画、彫刻で装飾されたこの建物は、黄土色のトラバーチンや赤茶色のレンガといったローマの伝統的な建築資材や色により強調された、記念すべき近代建築であることがわかります。合理主義で厳格な建築のその魅力は、アントニオ・バレラのフレスコ画によって調和が保たれ、南側にはフェルッチョ・フェラッツィによる、ローマの創世神話を独自の解釈で表現した70平方メートルのモザイク画が占めています。

建物のファサードにある見事な噴水の上にひときわ目立つラテン語の碑文には、「皇帝アウグストゥスの魂が宿る地」と刻まれています。「ブルガリ ホテル ローマ」と皇帝アウグストゥスの時を超えたヴィジョンにおけるユニークな繋がりは、ホテルのエントランス前庭に置かれたアウグストゥス皇帝を模した貴重なトルロニアコレクションのオリジナル像や、古代ローマで富と権力の象徴だったトラバーチンやカラー大理石の採用など、各エリアでそれぞれのスタイルによって表現されています。

世界中のブルガリ ホテルと同様、イタリアの建築設計事務所ACPV アーキテクツ アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィールが建築プロジェクトとインテリアデザインの両方を担当し、ローマ帝国時代からの石材とその豊かな質感がイタリア合理主義建築の本質とのコントラストを生み出しています。建物の修復作業は、ブルガリがハイジュエリーをクリエイトするのと同様、熟練の技とアートの相互作用によるアプローチであり、それは、バスルームを彩るハンドメイドのモザイク柄、ブルガリのアイコンからインスピレーションを得たオーダーメイドのタペストリー、ホテルの各スペースに見られるお手製のムラーノクリスタルやランプなど、イタリア製ならではの、無数の卓越したデザインディテールにより表現されています。白、黄、赤、緑の4つのカラーパレットで装飾された114室の客室からは、アウグスト・インペラトーレ広場やクラシカルなローマの魅力を持つフレッツァ通りなどの美しい景色を眺めることができます。

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