サスティナビリティで方向を一致させる2020-21秋冬イタリアのバッグトレンド【MIPELミラノ現地レポート】
FASHION HEADLINE / 2020年3月9日 15時15分
NYを拠点に15年前にスタートした「アルケミ アトリエ(ALKeMe ATeLirR)」はフィリピンのパイナップルの葉をスペインで生産するバッグや、イタリアのワインのぶどうやメキシコのサボテン、リサイクルプラスティックなどのアニマルスキン以外のエコレザーで商品を構成。ポルトガルのアルテルサ(arutelusa)のコルクバッグ、台湾の「スタジオスモール(STUDIO SMOLL)」はトスカーナの植物タンニンなめしレザーをレーザーカットし、パーツをネジトレンチで組み立てることでリサイクルするというコンセプト。
日本の折り紙のアイデアは2021SSのバッグ全体的なトレンドにもピックアップされており、シチリアのパレルモにアトリエを構える「スパッツオイフ(SPAZIOIF)」でも新作はミニマムな“origami”テクニックがテーマとなっていた。
このOrigamiに見られるマテリアルの3Dアプローチ、アジアンモダンなミニマムなデザインがピックアップされる一方、クラシックなテクニックやモチーフが見直されておりイタリアのエンブロイダリーのモチーフをレザーに施すクオイエリア・フィオレンティーナ(CUOIERIA FIORENTINA)や2019年4月にローンチしたラツィオのアルビトにアトリエを構えるエレモ(EREMO)はサスティナビリティに配慮したデザイン背景を美しい曲線で描き出している。またヒョウ柄などのアニマルパターンは光沢やエイジングやエンボスなどさまざまな素材の加工と共に、フィレンツェの老舗バッグメーカーのブラッツィアリーニ(braccialini)でも動物やアニメなどのキャラクターモチーフが増えている。
日本からは日本皮革産業連合から6社が出展。清川商店が職人磨きの口金と一枚革でフォーマルなバッグに仕上げたKIYOKAWA、友禅を革に施したCALDO TOKYO JAPAN、絹やが天然藍で染めたKinuya Indigo、北海道のアトリエメイドSaveur、ドイツのiFデザイン賞を受賞している豊岡バッグのアートフィアー、ヴィンテージ着物の反物とレザーをミックスしたWABI WORLDが、それぞれ特徴を活かしたアイテムを出展。なかでもWABIの提灯型バッグとアートフィアーのリュックがトレンドエリアにも展示され、注目を集めた。
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