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さりげないエレガンス、彫刻的かつ流れるようなライン。ルイ・ヴィトン「タンブール」に新作が登場

FASHION HEADLINE / 2023年7月9日 11時0分


©LOUIS VUITTON
©LOUIS VUITTON
©LOUIS VUITTON

ブレスレットはケースにシームレスに調和します。ラグのない構造のため、新たな「タンブール」は一体型ブレスレットを装備した唯一の真円形ウォッチとなっています。そしてブレスレットのエレガントな美しさを仕上げるのは見えない留め具。これを実現する3枚ブレードの折り畳み式バックルは、「LOUIS VUITTON」の文字が刻まれたコマと、各コマを隔てるポリッシュ仕上げのパーツがない部分を目印とした、微かな手掛かりを通してのみ位置をご確認いただけます。クラフツマンシップは一目瞭然かもしれませんが、触れた瞬間にその真価が明かされます。この原則に、新生「タンブール」の手触りは由来しています。艶消し仕上げが主体ですが、一部例外も──例えばポリッシュ仕上げのブレスレット面取り加工面と中央のコマ、あるいはポリッシュ仕上げのリューズです。リューズはケース同様、ドラム(太鼓)型をしていますが、ウォッチの巻き上げや設定を感覚的に心地良いものにする、ソフトな手触りの縦溝が刻まれています。ポリッシュ仕上げで縁取られたサンドブラスト仕上げのベゼルには、「タンブール」の特徴である「LOUIS VUITTON」の12文字が入っています。但し、今回は文字のみが浮き上がりポリッシュ仕上げを施しています。各文字は、アワーマーカー同様、細密に彫刻されています。新たな「タンブール」は、手首には、バランスと一体感を。そして目には、明瞭さと正確さを実現しています。


©LOUIS VUITTON
©LOUIS VUITTON


光と軽やかさ
ケースとブレスレットの張りのある曲線や、新生「タンブール」のなめらかな手触り感のデザインとは対照的に、ダイアル部分は鮮明かつシャープな輪郭を備えており、光によって「タンブール」の表示面のテクスチャーの細部まで見ることができます。新たな「タンブール」のダイアルは、厚さがほんの1 mm強であるにも関わらず、驚くほどの奥行きと立体感を醸し出します。ポリッシュ仕上げで区切られた段差のあるチャプターリングは、ミニッツ用の外側リングとアワー用の内側リングで構成され、いずれも主表面はマイクロサンドブラスト仕上げになっています。ダイアルの各マーカーは、空間的バランスを考えて互いに補完し合うようデザインされており、5分マーカーは奥まっている一方、アワーは、はめ込まれています。マーカーのこうした高さの違いにより、光の当たり方がマーカー間で異なったものとなり、あえて注意を払わなくても目が無意識のうちに違いを感知し、素早く読み取ることが可能です。インデックスはゴールド製で、光との相互作用を高めるダイヤモンドポリッシュ仕上げが施されていますが、スーパールミノバ(R)加工の数字と針にすることで、新たな「タンブール」は薄暗い条件下でも充分な視認性を保ちます。「タンブール」のゴールドの針は、幅広のバトン針から、先細りの切子面のある、オープンワークを施した針へと進化して表示面にさらなるゆとりをもたらしています。よりスリムな針のおかげで、いつでもよりダイアルが広く見えるようになりその結果、視覚的、コンセプト的にもウォッチ全体の軽やかさに繋がっています。軽やかさは、ウォッチ自体のトーンにも引き継がれています。新たな「タンブール」は、中央の艶消し仕上げのダイアルセクションで新たなアイデンティティを表しています。それは1854年にパリで創業したメゾンの原点を謳う「LOUIS VUITTON PARIS」の刻印。同心円模様に入ったスモールセコンドカウンターの下に配されているのは、これまでの「SWISS MADE」という品質保証に代わる、「FAB. EN SUISSE」という表記。この小さな変更は、1950年代や1960年代の歴史的な高級時計のダイアルを想わせます。この表記は省略せずに書くと「Fabriqué en Suisse(スイス製)」となりますが、これは、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」と、このタイムピースに込められた最高水準のクラフツマンシップを暗示するものです。パリ風のセンスとスイスの専門技術が1つのクリエーションの中で融合しています。

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