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ブシュロン銀座本店がオープン。パリ・ヴァンドーム広場26番地の歴史ある本店に次ぐ最大規模の旗艦店に

FASHION HEADLINE / 2023年9月10日 11時0分

ⒸBOUCHERON
照明は、1895年に創業されたフランスのファミリーメゾン、Delisle(ドリル)社のシャンデリアです。ブシュロン銀座本店のためのデザインは、パリ・ヴァンドーム広場本店の荘厳なシャンデリアを思わせます。そして、1階奥に視線を集めるショーケースは、フランスのアトリエ、Maison Pouenat(メゾン・プエナ)が手掛けたものです。金箔で覆われた異なる質感の真鍮を寄木細工のように組み合わせた放射状のデザインは、アート作品そのもの。このショーケースには、メゾンを代表するコレクション、自然をモチーフとしたハイジュエリーである「リエール ドゥ パリ」のクエスチョンマークネックレスがディスプレイされます。


時を超える旅
また、パリ万国博覧会の展示ケースからインスピレーションを得たショーケースは、メゾンの歴史やヘリテイジに敬意を示すものです。フレデリック・ブシュロンがグランプリを受賞した1889年の万国博覧会。その受賞作品の中には、およそ10年前に考案された「クエスチョンマークネックレス」も含まれていました。スプリング(バネ)を内蔵させ、クラスプをなくしたネックレスの登場はハイジュエリーにおける転換点であり、ブシュロンのサヴォワール フェールと革新性を体現するものです。

ⒸBOUCHERON
過去と現在、そしてフランスと日本の文化をつなぐ真の架け橋となるショーケースには、日本人アーティストのMiyouki Nakajima(中島みゆき)氏によるオブジェがディスプレイされます。日本の伝統工芸に現代的なビジョンを加えることによって、自然が生み出す力強さと生命力、そしてその儚ない美しさを表現します。自身の創作活動について、2つの文化を掛け合わせたものが根底にあると語る彼女が考案したのは、竹、ハス、シダといった自然の造形物を、シルク、鉱物、金属粉を用いて表現した彫刻作品です。日本の伝統的な染色の表現とフランスのオートクチュールのサヴォワール フェールを融合させた技法を用い、制作のすべての段階を手作業で行っています。


メゾンのアイコンキャット、ウラジミールの遊び場

ⒸBOUCHERON
ブティックの各フロアをつなぐ階段の壁面には植物が生い茂り、自然への没入感をいっそう高めます。下層階から継続する景色のようにデザインされた、建物の上部へとつながる庭園。想像上の庭園でありながら、リアルな自然の風景に常に触れることができ、同時に光と音によっても自然を体験することを可能にします。また、この場所はメゾンのアイコニックな黒猫であるウラジミールにとっての遊び場でもあります。

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