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ポーラ美術館「モネとマティス ーもうひとつの楽園」展、展示内容を変更し6月1日に開幕

FASHION HEADLINE / 2020年5月27日 15時30分

ポーラ美術館は、4月3日から休館しておりましたが、6月1日より再開し、同日から11月3日まで、「モネとマティス―もうひとつの楽園」展を開催します。当初、本展では海外10か所から20点、国内21か所から約30点の作品を借用し、計90点のモネとマティス作品をご紹介する予定でした。しかし昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、海外借用作品20点の展示を延期せざるを得ず、開幕時点では展示内容を変更し、国内借用作品約30点を含むモネとマティスの作品約70点に、当館コレクションのなかから関連作家の作品約20点を加え、約90点をご紹介いたします。

■概要
19世紀から20世紀にかけてのフランスでは、急速な近代化や度重なる戦争などの混乱した社会状況のなか、「ここではないどこか」への憧れが、文学や美術のなかに表れるようになります。モネとマティスの「楽園」は欠くことのできない絵画の主題であると同時に、制作の場であり、生きる環境でもありました。本展では、ふたりの芸術家がいかにして「楽園」を創りあげ、作品へと昇華させていったのかを検証します。

クロード・モネ 《睡蓮》 1907年 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵クロード・モネ 《睡蓮》 1907年 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
アンリ・マティス 《赤い室内の緑衣の女》 1947年 ひろしま美術館蔵アンリ・マティス 《赤い室内の緑衣の女》 1947年 ひろしま美術館蔵

■展示内容変更後のみどころ
1)ポーラ美術館の印象派コレクションを追加展示

印象派やポスト印象派の画家たち、そして20世紀の画家たちの作品を展示します。同時代に活躍していた画家たちとモネとマティスの作品をあわせてご覧いただくことで、ふたりが生きた時代の芸術がより深く理解できるでしょう。

ジョルジュ・スーラ 《グランカンの干潮》1885年 ポーラ美術館蔵ジョルジュ・スーラ 《グランカンの干潮》1885年 ポーラ美術館蔵
ピエール・オーギュスト・ルノワール 《休息》 1916-1917年 ポーラ美術館蔵ピエール・オーギュスト・ルノワール 《休息》 1916-1917年 ポーラ美術館蔵
2)モネとマティスの名品約70点が集結。マティスの大規模展は約10年ぶり
モネの作品は画業の初期から晩年までを展示、「睡蓮」の連作は7点出品します。また、日本国内のコレクションが少なく、まとめて見られる機会の少ないマティスは油彩画24点のほか、挿絵本、コラージュなど幅広い作品をご覧いただけます。

アンリ・マティス 《鏡の前の青いドレス》 1937年 京都国立近代美術館蔵アンリ・マティス 《鏡の前の青いドレス》 1937年 京都国立近代美術館蔵
クロード・モネ 《ポール=ドモワの洞窟》 1886年 茨城県近代美術館蔵クロード・モネ 《ポール=ドモワの洞窟》 1886年 茨城県近代美術館蔵

3)モネとマティスから、20世紀絵画を経て、現代にいたる絵画の展開を紹介
モネとマティスは20世紀以降の美術に大きな影響を与えた作家でもあります。キュビスムやカンディンスキーの抽象絵画を経て、ベン・ニコルソン、ブリジット・ライリー、マルコ・デル・レ等の近現代絵画を通じて、モネとマティスに連なる西洋の近現代絵画をご紹介します。

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