メゾン マルジェラ「5AC」をハック。表参道店で日本人アーティスト4組が解釈したアートワークを展示
FASHION HEADLINE / 2024年10月10日 11時0分
メゾン マルジェラは、10月3日から17日まで、メゾン マルジェラ オモテサンドウで、メゾン マルジェラのシグネチャーハンドバッグ「5AC」ハッキングプロジェクトを展開します。
「5AC」は、2016年に発表されて以来、シーズンを越えてさまざまなスタイルで解釈されてきました。グラフィックデザイナーの田中義久と彫刻家の飯田竜太によるアーティストデュオNerhol、木版画に特化した作品を手掛ける大竹笙子、ドローイングを中心に様々な表現を手掛けるBIEN、テキスタイルデザイナーとデザインスタジオから成るNUNO | we+。今回のプロジェクトでは4組の日本人アーティストのレンズを通して「5AC」を再解釈します。
Nerhol
連続写真の積層した紙を彫刻することで知られるアーティストデュオ、 Nerholが創り出したのは、カンバスを用いてハッキングした「Canvas(Nusa)」です。カンバスを巡って日本文化を捉え直したときに、麻の紙に立ち返るべきと考えた二人は、職人の協力を得て、貴重な大麻(おおあさ)の繊維で紙を漉き、その紙を細切りし、紙を撚って糸にし、それを織機で織り100%麻の紙のカンバスをつくりました。この気が遠くなるほど手間のかかる行為は彼らにとって積層そのものと言えます。
平織りもしくはジャカード織りの使い分けで表情が変わるカンバスの表面を穴が開くほど擦り、削りとって、そこに牛の膠を塗り重ねています。表面でキラキラ光る膠と、荒く織られたカンバスを通して、「5AC」バッグの輪郭や素材が立ち現れてきます。カンバスの網目状に映り込む奥の空間、その空間の中に「5AC」を配置することで、バッグと作品の概念を重ね合わせます。
大竹笙子
日常で目にした情景を具現化する大竹笙子は、木版画を主な作品としています。作品制作だけでなく、本の挿画やファッションテキスタイルにも作品を提供する彼女が手掛けた「HACKED PATCHED」では、頭の中がハッキングされ出現したイメージが継ぎ接ぎされ増殖していく様子を表現。
ひとつのアイテムの中に異なるピースを融合させ、その機能やストーリーの記憶を呼び起こし新たな価値を見いだすメゾンのコード「メモリー・オブ」とも通ずる脳内パッチワークは、見る人の記憶をも誘起させる作品です。
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