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メゾン マルジェラ「5AC」をハック。表参道店で日本人アーティスト4組が解釈したアートワークを展示

FASHION HEADLINE / 2024年10月10日 11時0分

Courtesy of Maison Margiela


BIEN
アニメーションやストリートカルチャーに影響を受けた独自のドローイング表現を中心に、映像、彫刻、インストラクション、インスタレーションなど、複数のメディアで作品を制作するBIEN。その作品は、私たち人類が作り出したイメージやフィクションという幻影と、不変的な物質が織りなすこの世界を紐解く試みです。「Visible observation for 5AC」には、複数のMDF彫刻と「5AC」マイクロが用いられました。1つの視点から正面性をもって鑑賞することを想定した絵画や映像は、異なる角度から見ることでそのモノが内包しているイマジナリーな見方から外れ、物質としての絵の具、キャンバスの裏地などの現実的な側面を見ることができます。つまり、イメージが付与された物質と、そうではないただの物質としてある物の境界が見えるのです。それは、物事が持つ様々な側面を私たちは一様には捉えきることができないことも表しています。

Courtesy of Maison Margiela
「5AC」というバッグが様々なサイズで展開されてきたことにより、小さいものはもはやアクセサリーとしての用途が強調され、バッグという形を保ちながらも、その既存の概念を壊しながら揺れ動く様が彼の彫刻のシリーズと重なります。通常は「バッグ」として認識している「5AC」が、その名称を外してしまえば彫刻作品と同様に実は一義的なジャンルで分けられない、何か得体の知れない物であり、異物としてそこに再び現れることを目的としています。

Courtesy of Maison Margiela


NUNO | we+
日本国内で布づくりを行う須藤玲子率いるテキスタイルデザインスタジオNUNOと、林登志也と安藤北斗が設立したコンテンポラリーデザインスタジオwe+が2022年12月より始動した協働プロジェクト、NUNO | we+ 。彼らが手掛けた「回転するキューブ - Inverse Equation」は、四角い刺繍片がテキスタイルの一部となり、ゆらゆら動くNUNOの刺繍布「スイング四角」の制作工程を3つのキューブで表現します。

Courtesy of Maison Margiela
本来、人目には触れないプロセスを主役に引き立て、「5AC」を包み込むことで、ベーシックなコードを反転させるメゾン マルジェラの哲学をトレースします。キューブは閉じられた空間でありながら、回転することで無限に広がる空間へと人々を誘います。

Courtesy of Maison Margiela


「5AC」
その名前の由来は、「133t speak(リートスピーク)」に着想を得てフランス語でバッグを意味する「SAC」を符号化し、「5AC」と表したもの。


Courtesy of Maison Margiela

会場・お問い合わせ:
Maison Margiela Omotesando
メゾン マルジェラ オモテサンドウ
住所 : 東京都渋谷区神宮前5丁目10-1 GYRE 1 階
営業時間 : 11:00~20:00 (不定休)
電話番号 : 03-5778-0891




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