春の京都のアート散歩「KYOTOGRAPHIE2025」参加13アーティストの詳細が決定、KYOTOPHONIEはAwichが出演
FASHION HEADLINE / 2024年12月17日 11時0分
KYOTOGRAPHIEがきっかけとなって展示会場スペースとして一般公開されることとなった京都新聞ビル地下1階(印刷工場跡)では、フランス出身のアーティストJRの新作が発表される。2017年よりスタートし、これまでヴェネツィア、サンフランシスコ、マイアミ、ハバナ、ナポリなどで行われてきた市民参加型プロジェクトのミューラルアート「クロニクル」を、今回はJRと彼のチームが京都に滞在し撮影した500人の人々のポートレートのコラージュで構成。ビルの建て壊しで同会場は2025年で閉鎖となる。また、このJRのプロジェクトの展示は大阪万博2025の開催期間と重なることあり、今回JR京都駅ビル北側通路壁面でも展示される。
同展のサテライトオフィスとなる八竹庵(旧川崎家住宅)では1991年に米国ボストンに生まれ、エルサレムとロンドンを拠点に活動するパレスチナ系アメリカ人のアーティスト兼写真家のアダム・ルハナ(Adam Rouhana)展を開催。「アメリカで育った西洋人として、アラブ人として、そしてカメラを構えるパレスチナ人として自分の立場を問うている」(プレスリリースより)。
八竹庵(旧川崎家住宅)と共に京町家を見学できる同イベントの人気会場として定着した誉田屋源兵衛 竹院の間では、沖縄を拠点に写真を撮り続けている石川真生の作品が展示される。1970年代後半に黒人兵だけが集まるバーの人々を撮影した、彼女の初期の作品「赤花」と最新作が発表される。昨年、東京オペラシティギャラリーでも個展が開催された石川は1953年沖縄県大宜味村生まれ。2011年に『FENCES, OKINAWA』でさがみはら写真賞、2019年に日本写真協会賞作家賞、2024年芸術選奨文部科学大臣賞、第43回土門拳賞を受賞。
同会場に近いくろちく万歳ビルでは、世界各地の“けんか祭り”を群衆に交わり、「カメラを振り回しながら」(本人談)撮影する甲斐啓二郎の作品が展示される。
こちらも日本庭園を含めた鑑賞で人気の高い建仁寺塔頭の両足院では「フランスの現代写真界を代表するアーティスト」(同リリース)、エリック・ポワトヴァン(Eric Poitevin)の作品展がヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の協賛で行われる。
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