1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

今の時代を反映する現代美術をフィーチャー。CADAN×ISETAN MEN'Sコラボプロジェクト第3弾スタート

FASHION HEADLINE / 2020年9月22日 19時0分

高山洋介「無題(Venus)」(2019)
楠、アクリル塗料、蓄光塗料、水性ウレタン塗料、新聞紙、78x47x11cm(作品本体)

高山氏の作品は、伝統的な木造彫刻をベースに、平面に近い木版やレリーフ作品の制作、台座の在り方を熟考した提示方法など、現代における「彫刻」の概念そのものを真摯に追求している。その作品の多くは、日常の描写や人物を題材とし、特に頭部を模した⾸像のシリーズは60点にも及ぶ。荒々しいチェーンソーの痕跡や木肌を流れる塗料の滴りからは、素材と対峙する高山氏の精神性、さまざまな記憶や積層する時間が現れている。

【2階】柴田 祐輔(しばた ゆうすけ)(所属ギャラリー:WAITINGROOM)
1980年福岡県生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院美術専攻版画コース修了。現実世界の曖昧さや不確かさに着目し、映像・写真・オブジェなど様々なメディアを使ったインスタレーションを国内外で発表。2019年国際交流基金Asia Fellowshipで東南アジア6カ国、11都市でビデオ史に関するリサーチを行った。近年の展覧会として、2019年スクリーニング『VIDEO BATTLE Yusuke Shibata』((Indonesian Institute of the Arts, Yogyakarta、ジョグジャカルタ) 、2018年個展『Meeting Point』(Yet Thirtieth Experimental Art Space、香港 )、2017年グループ展『奥能登国際芸術祭』(旧小泊保育園,石川)、2017年個展『続・公共と自由』(WAITINGROOM / 東京)、2016年個展『公共と自由』(Art Center Ongoing / 東京)など。Ongoing Collectiveのメンバー。フリースタイルフォトバトル企画など。

柴田祐輔「続・公共と自由(PUBLIC AND FREEDOM II)」(2017)
ミクストメディア、サイズ可変(展覧会風景:WAITINGROOM、東京)
(C) Yusuke SHIBATA, courtesy of WAITINGROOM

『公共と自由』は、写真と家具や機材などのオブジェを組み合わせたインスタレーション作品であり、社会を生きる上で私たちが共有しているとされる”公共空間”と、その路上で見られるものの振る舞いとのやり取りから立ち上がる風景の可能性を模索したシリーズである。今回は、2016年にArt Center Ongoingで開催した個展「公共と自由」、2017年にWAITINGROOMで開催した個展「続・公共と自由」に引き続き、同シリーズに新作を交えた「続・続・公共と自由」として発表する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください