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江戸東京の伝統産業の新たな在り方を表現。舘鼻則孝がディレクターを務める展覧会がオンラインで開催

FASHION HEADLINE / 2021年3月3日 11時55分

舘鼻則孝が展覧会ディレクターを務めるオンライン展覧会「江戸東京リシンク展」が、3月1日より開催されます。本展覧会は、江戸東京の歴史ある伝統産業を新しい視点から磨き上げ、現代に発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」の主催によるオンライン展覧会です。先日、初披露された、舘鼻則孝と伝統産業事業者によるコラボレーションにより制作された作品だけでなく、伝統産業事業者が保有する貴重な歴史的資料が展示。会場は、東京都指定有形文化財である和敬塾(旧細川侯爵邸)にて撮影が行われ、各部屋の様式やおもむきを活かした、舘鼻則孝の展示演出により、作品や歴史的資料の魅力が引き出されています。


伝統産業の歴史ある価値を現代に再定義するオンライン展覧会
普段、一般公開されていない東京都指定有形文化財である和敬塾(旧細川侯爵邸)の各部屋の様式を活かした展示演出となっており、館の中を巡りながら、展示された作品、歴史的資料を展覧会ディレクター舘鼻則孝の視点を通して鑑賞する体験型のコンテンツとも言えるでしょう。

今回、作品や歴史的資料を展示するだけでなく、出展いただいた伝統産業事業者の方々のインタビュー映像や歴史的背景などの紹介、舘鼻則孝の本展覧会やコラボレーション作品を制作した伝統産業に対する想いを込めた映像も公開いたします。

オンライン展覧会サイト
▼作品の選択画面:各部屋に展示される作品から選択できる


▼展示の様子:舘鼻がディレクションし撮影を実施、舘鼻目線で各作品を楽しめる


本展覧会に対して舘鼻則孝は以下のように語っています。
通常、展覧会とは会場に足を運ぶものとして認識されるが、そのようなオフラインとオンラインを比較するのではなく、本展では展覧会ディレクターを務める私の視点を鑑賞者と共有することで見えてくる「伝統産業の今までとこれから」に焦点を当てることが主旨となり、そのようなことが私の創作活動の概念「リシンク」の真意で、本展の最も重要なメッセージとも言える。オンラインで鑑賞するという体験によって、より一層そのような意識へ誘引されることになるだろう。

伝統産業とコラボレーションした新作について
舘鼻則孝は、「東京くみひも 龍工房」、「小町紅 伊勢半本店」、「刃物 うぶけや」の3つの伝統産業事業者をコラボレーターとして作品を制作いたしました。

東京くみひも 龍工房とのコラボレーションでは、組紐を活かし代表作であるヒールレスシューズを制作。本作のために舘鼻が普段から制作に用いているカラーパレットから選ばれた色に調色のうえ染められた2色の絹糸が組紐の表裏を彩っている。また、舘鼻が龍工房に訪問した際に見た結び見本から着想を得た結び目をアクセントとして活かしているのが特徴。

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