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フェンディがキム・ジョーンズによる2021年春夏クチュールコレクションを上海で開催

FASHION HEADLINE / 2021年3月31日 13時0分


イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、去る2021年3月19日上海(Shanghai)にて、1月のパリ(Paris)に続きキム・ジョーンズ(Kim Jones)による2021年春夏クチュールコレクションを発表し、希少本と手書きの原稿を展示いたしました。


フェンディにおけるデビューコレクションでキム・ジョーンズは、超越的なロマンスと時代を超えるクリエイティビティを反映し、ブルームズベリー・グループの型破りな英国的感性を参考にしつつ、メゾンの名高い歴史にも敬意を表しています。本コレクションのために、一見多様なインスピレーションが共通点を見出し、織り合わされています。ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)とヴァネッサ・ベル(Vanessa Bell)の伝統から解放されたクリエイティビティが持ついつまでも色あせない魅力を、イタリア彫刻とフェンディの根本を成すコードが語る不朽の言葉とともに探究しています。

時を旅し、両性の境界をぼやけさせる小説を中心的モチーフとして、時間の性質はゆがめられ、精妙なそのモチーフが生来の実体ではなく流動的な選択として現れます。フェンディの創立からわずか3年後の1928年にヴァージニア・ウルフからヴィタ・サックヴィル・ウェスト(Vita Sackville-West)に宛てて書かれたラブレターともいえる『オーランドー(Orlando)』の文学的奇想が、あるときはボクシーなメタル製のブック型クラッチとして、またあるときはマザーオブパールのミノディエール、あるいはレザーブーツに込められたクォートとして、コレクション全体に散りばめられています。マックス・リヒター作曲の音楽が流れるなか、ヴァージニアとヴィタの数十年におよぶ交際期間中に交わされた手紙の抜粋が、フェンディ家の人々と友人たちによって朗読されます。


ブルームズベリー・グループがサセックス州で拠点とし、キム・ジョーンズが子ども時代の大半を過ごした場所の近くにあるチャールストン・ファームハウスで見つかったモチーフを、ビーズで飾ったブーツやハンドペイントのヒールとしてよみがえらせ、新たなコンテクストに当てはめました。壁を飾るヴァネッサ・ベルと画家ダンカン・グラント(Duncan Grant)のフレスコ画は、ガウンに施される刺繍としてアレンジされました。キム・ジョーンズは、次のように述べています。「この一家、特に先進的な2人の姉妹の、道を切り開く姿勢が好きです。彼女たちの生き方、自ら創り上げた自由、世界に残したアートに憧れているのです」

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