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置き配、利用していますか? 世間の置き配の利用実態をチェック! リフォームの補助金制度でおトクに宅配ボックスが設置できるケースも

ファイナンシャルフィールド / 2022年2月26日 3時0分

置き配、利用していますか? 世間の置き配の利用実態をチェック! リフォームの補助金制度でおトクに宅配ボックスが設置できるケースも

ここ数年で通販を利用する機会が増えた人も多いのではないでしょうか。   宅配業者との荷物のやり取りでは「置き配」を選ぶ人も増加しています。 玄関先や宅配ボックス、メーターボックスなど指定場所はさまざまですが、長時間留守にしているときに届くとちょっと不安もありますよね。   今回は、株式会社ナスタが発表した「置き配に関する実態調査」の結果(※1)をひもとき、置き配の利用実態をチェックしてみましょう。

置き配の利用率、ここ2年でおよそ2倍に!

この調査は、20代以上の1000人(男性500人、女性500人)を対象に行われたものです。まずは置き配の利用率を見てみます。
 

【「置き配」サービスを利用したことがありますか?】

・ある 53.9%
・ない 46.1%

 
置き配を利用したことがある人のほうが多いという結果に。
 
この調査は2019年から継続して行われており、2019年10月調査での利用率は26.8%、2021年2月調査では47.2%でした。
 
そして、今回(2021年12月調査)は53.9%でしたので、この2年で利用率がおよそ2倍になっていることがわかります。置き配のニーズは年々高まっていると言えそうです。
 
では、置き配をお願いする際、どこに置いてもらう人が多いのでしょうか。
 

【「置き配」サービスで荷物を受け取る際、最も多く利用している場所はどこですか?】

1位:玄関先(荷物を地面にそのまま置く) 61.0%
2位:宅配ボックス 25.5%
3位:(ガスなどの)メーターボックス 3.5%
4位:郵便受け(ポスト) 3.4%
5位:自転車のかご 2.3%

 
圧倒的に多いのが、玄関先でした。置くほうも受け取るほうも、双方にとってわかりやすくて便利なのかもしれません。宅配ボックスを活用しているのは、4人に1人。メーターボックスやポスト、自転車のかごなどを主な置き配場所にしている人は少数派のようです。
 

置き配メリット・デメリットの“あるある”とは

置き配のメリットといえば、非対面で荷物を受け取れるということでしょう。たとえ留守にしていても、再配達を申し込む手間が省けるという点もメリットといえます。
 
反対に、デメリットとはどのようなものがあるでしょうか。
 

【「置き配」サービスを利用した際、経験したことのあるものは?】

1位:指定した場所に置いてもらえなかった 14.6%
2位:届いた荷物が濡れた 12.2%
3位:荷物が届かなかった(他人の家に置き配された) 6.5%
4位:届いた荷物で玄関ドアが開かなくなった 6.4%
5位:他人の荷物が届いた 6.0%

 
この質問に「特になし」と回答した人は53.5%。半数近くの人が、なんらかのトラブルに遭っているということになります。
 
具体的な内容として、TOP5は上記のとおり。「宅配ボックスにお願いしたのに玄関先に置かれてしまった」「雨で濡れてしまった」というようなケースが比較的多そうです。
 
また、在宅中にドアの前に荷物を置かれて内側からドアが開けられなくなってしまったり、荷物がお隣さんの玄関先に置かれたりなどのトラブルも少なからずある模様。
 
ちなみに、「届いた荷物が盗まれた」というケースは2.0%でした。こう考えると荷物が外に野放しになるという状況に、やはり少し不安を感じてしまいますよね。
 
実際、「置き配サービスに対して不安はありますか?」という質問について、玄関先を利用している人の「不安だと思う」「どちらかといえば、不安だと思う」の合計は59.3%。6割近くの人が不安を感じています。
 
いっぽうで、宅配ボックスを利用している人の「不安だと思う」「どちらかといえば、不安だと思う」の合計は33.7%でした。
 
便利な置き配サービスを安心して利用するためには、宅配ボックスの選択がいいようです。
 

支援事業でおトクに宅配ボックスが設置できるケースも

宅配ボックスとひとくちに言っても、種類や予算はさまざま。防犯を重視するのであれば、工事でしっかり固定するタイプが安心かもしれません。
 
賃貸住宅などで工事ができなかったり、必要なときだけ気軽に使いたかったりする場合は、手頃な金額で買える簡易的なタイプを検討してみてもいいでしょう。
 
自治体によっては、宅配ボックスの設置に際し補助金の申請が可能なこともあります。(※2)
 
支援事業の有無や要件、期日などはさまざまですので、宅配ボックスの設置を検討している人や最近設置したという人は、念のため調べてみることをおすすめします。
 
また、これから住宅のリフォームを検討している場合には、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」(※3)についても調べておくといいでしょう。
 
この支援事業は、「子育てしやすくなるように家を整備したい」「さまざまな災害に備えておきたい」といった課題に対し、住宅の性能向上を目的としたリフォームを支援するというものです。
 
「リフォーム工事後に一定の性能基準を満たすこと」「若者・子育て世帯がリフォーム工事を実施する場合に限る」などの要件はありますが、固定式の宅配ボックスであれば支援対象となります。(※4)
 
この事業に申請できるのは実際に工事を行う業者のため、希望する場合は必ず契約前に長期優良住宅化リフォーム推進事業を活用したい旨を業者に伝えておきましょう。(2022年度の実施・申請などについては、長期優良住宅化リフォーム推進事業の事務局からの発表をお待ちください)
 
通販が浸透してきた現代、宅配サービスは生活に欠かせないものになったといっても過言ではないでしょう。
 
通販をもっと便利に活用するために、置き配サービスや宅配ボックスはこれからも進化を続けそうですね。上記で紹介したリフォーム推進事業や自治体の補助制度なども活用してみてください。
 
出典
※1 ナスタ調べ 2021年「置き配」利用率が54%に到達、2019年調査より約2倍に増加~半数以上が置き配の安全性に不安。宅配ボックスの普及がカギ~
※2 南さつま市「宅配ボックスの設置推奨補助金について」
※3 国立研究開発法人建築研究所「マンガでわかる 長期優良住宅化リフォーム推進事業」
※4 国土交通省における宅配ボックス設置に関する支援策等一覧
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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