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高校家庭科で金融教育がスタート! 若年層が資産形成で注意すべきこととは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月18日 23時30分

高校家庭科で金融教育がスタート!  若年層が資産形成で注意すべきこととは?

高校家庭科で金融教育が必修化されましたが、若年層の資産形成では、どのようなことに注意が必要なのでしょうか?   この記事では、まず「資産形成に関する高校生への調査結果」を紹介したのち、資産形成初心者が陥りがちな失敗と注意点をいくつか紹介します。

資産形成に関する高校生への調査結果

金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」を運営する株式会社FreeLifeConsultingが、2022年9月に、金融教育の授業を受けた高校生502人に実施したアンケートによると、87.9%が金融教育がためになったと「とても思った」「思った」と回答しています。
 
金融教育で取り上げられたテーマとして「お金を貯める・増やすこと(資産形成や金融商品について)」は33.3%に止まりましたが、8割以上の生徒が将来的に資産形成に取り組もうと考え、そのうち7.8%はすでに着手していることが分かりました。
 
7.8%の高校生が実際に取り組んでいる内容として最も多かったのは、「ポイント運用」の53.8%です。次いで「ポイント投資」「株式投資」「仮想通貨」がそれぞれ46.2%、「金・プラチナ」は38.5%、「FX」は35.9%という結果でした。
 
上記により、高校生のような若年層にとっても、資産形成は注目が高いテーマだと判断できます。
 

若年層の資産形成の注意点

若年層の資産形成には「少ない金額でも長期的な観点から投資できる」「投資経験を積むことができる」という大きなメリットがあるものの、以下のような注意点があります。

・元本割れのリスク
・時間を失うリスク

株式投資には定期預金や預貯金のような元本保証がありません。
 
比較的安全性が高いといわれるような銘柄であっても、元本を下回るリスクは考慮する必要があります。また、仮想通貨やFXはハイリスク・ハイリターンといわれており、若年層が気軽に手を出してもよい投資先かどうかは意見が分かれます。
 
元本割れを完全に防ぐことは難しいものですが、投資に関する基本的な知識を身に付けたうえで「つみたてNISA」などを活用し、短期ではなく、長期的な視点で投資を続けることが大切といえます。
 
次に、時間を失うリスクについても押さえることが大切です。
 
10代後半~20代はさまざまなことにチャレンジしやすい時期です。多様な人間と交流する過程で、人生の幅が広がるかもしれません。資格取得などのスキルアップによって、人生がポジティブに変化する可能性もあります。
 
正しい投資先を見極めようと時間をかけすぎると、そのような貴重な時間を失うことになりかねません。もちろん、自分にとって「何よりも投資を優先したい」と判断すれば、時間をかけても後悔しないものですが、「投資以外の時間も大切にしたい」という場合は、バランスを考える必要があるでしょう。
 

まとめ

今回は若年層が資産形成を始める際に陥りがちな失敗と注意点について解説しました。
 
元本割れのリスクに関しては、短期ではなく長期的な投資を行うこと、時間を失うリスクに関しては、投資以外の生活とのバランスを取ることが大切といえます。
 

出典

株式会社FreeLifeConsulting グローバルファイナンシャルスクール 金融教育の授業を受けたと回答した、全国の高校生の男女へのアンケート(2022年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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