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過半数の親が「金融リテラシー教育は学校で」。でも親子で学ぶ方法はないの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月2日 9時0分

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2022年から、高等学校での金融教育が必須化され、話題となりました。しかし金融教育は、学校だけでなく家庭という場も大切です。そこで本記事では、親子で金融リテラシーを学ぶ方法について解説します。

子どもが金融教育を学んでほしい場所は学校

株式会社イー・ラーニング研究所が、子どもがいる親462名を対象に、「2022年:学校と家庭における金融教育に関する意識調査」を実施しました。
 
それによると、「子どもに特にどこで金融教育を学んでほしいですか」という問いに対して、6割以上の親が「学校」と回答しています。
 
その一方で、「親子で金融教育を学べる場が欲しいと思いますか」という問いに対して、「はい」と答えた親は9割以上となっており、親子で金融リテラシーを学びたい人が多いことが分かります。
 

親子で金融リテラシーを学ぶ方法

金融リテラシーは家庭の教育も大切ですが、子どもに教えるためには、親も学ばなければなりません。先述したアンケートにおいて、「家庭で金融教育を行うときに不安なことは何ですか」という問いに対し、約8割の親が「正確な情報を教えられるか」と回答しています。
 
すでに親の金融リテラシーが高い場合はスムーズに教えられますが、そうでない場合は子どもと一緒に学ぶことが大切です。その方法に以下があります。


・書籍
・動画
・体験
・資格

書店のマネーコーナーに行くと、さまざまな「書籍」が置かれています。人気があるのはNISAやiDeCoのような書籍でしょうか。
 
ほかにも、お金全般の知識や、節約に関する本も売っています。中には漫画で分かりやすく解説している本もあるので、そのような書籍で子どもと一緒に学ぶ方法があります。
 
「動画」は、お金関係のYouTubeチャンネルで学ぶ方法です。子ども世代はYouTubeに慣れていることもあり、親子でスムーズに視聴できる可能性があります。ただし「全ての情報が正しいとは限らない」という点には注意が必要です。
 
「体験」は親が子どもと一緒にお金について実践する方法です。例えば、収入の何割かを最初に取り分ける「先取り貯蓄法」を一緒に行ってみてはどうでしょうか?
 
子どもにわたすお小遣いと同額を、親自身も管理し、最初に1〜2割を取り分けるのです。目標額が貯まった後、NISAなどを利用して資産運用を初めてみてもよいかもしれません。
 
「資格」については、金融リテラシーが身につく資格に、FP(ファイナンシャル・ブランナー)があります。
 
子どもの年齢や状況にもよりますが、FP3級は比較的簡単に取れる上に、「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」などの基本知識が身につきます。
 
FP3級の受験資格として、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」 がありますが、実際は学生でも受験可 という情報もあります。
 
その辺りの詳細に関しては、試験を実施する団体に問い合わせてみるとよいでしょう。以上が親子で金融リテラシーを学ぶ方法です。
 

まとめ

今回は親子で金融リテラシーを学ぶ方法を解説しました。主な方法として「書籍」「動画」「体験」「資格」がありますので、それぞれの立場と状況に応じて検討してみてください。
 

出典

株式会社イー・ラーニング研究所 2022年:学校と家庭における金融教育に関する意識調査(PR TIMES)
特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 3級・2級FP技能検定 試験要綱
一般社団法人金融財政事情研究会 受検資格と申請方法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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