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【引っ越しシーズン到来】賃貸物件を探すときのチェックポイントとは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月10日 6時0分

【引っ越しシーズン到来】賃貸物件を探すときのチェックポイントとは?

大学への進学や勤務先の異動など、春は引っ越しが増える季節です。中には、1人暮らしは初めてという人もいるかもしれません。   賃貸物件は、地域や築年数、広さなどさまざまな要因で賃料に差が出ますし、初期費用も変わりますが、できるだけ費用を抑えたいと考える人は多いのではないでしょうか?   そこで今回は、1人暮らしを対象に、できるだけ損をしないための賃貸物件の探し方を紹介します。

余計な出費を抑えるポイントは?

賃貸物件を借りるとき、できるだけ余計な出費を抑えるためにはどのようなことをチェックしておけばいいのでしょうか?
 

礼金と敷金の違いを理解しておく

初期費用を左右するものに、敷金と礼金があります。
 
敷金とは、あらかじめ貸主に預けておくお金のことで、何もなければ通常は退去の際に返還されるものです。例えば、物件を故意に破損または汚損させたときなどは、借主が修繕費用を負担することになります。敷金は、そういったときに使われるお金のことです。
 
しかし、礼金は「お礼」という名目で貸主にわたすお金のことで、返還されることはありません。
 
国土交通省が公表している「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によると、敷金も礼金も、相場としては家賃1ヶ月分程度、多くても2ヶ月といったところのようです。
 
敷金は後で返ってくるお金なので、初期費用がかかるという程度で済みますが、問題は礼金です。こちらは退去後も戻ってくることはないので、賃貸物件を決めるときは礼金があるかどうかチェックしておきましょう。
 

エアコンなど必要な設備があるかどうか

エアコンや照明器具などが付いている物件だと、自分で購入する必要がありません。これらのものが付いているかどうかで、初期費用は大きく変わります。
 
特にチェックしておきたいのはエアコンです。照明器具は自分でも簡単に着脱できますし、付いていない場合でも、安いものを選べば費用を抑えることはできます。
 
ところが、エアコンは購入費用もかかりますし、退去時は業者に依頼してきれいに戻しておかなければなりません。つまり、退去時も費用がかかることになります。
 

治安や利便性も重要なチェックポイント

暮らす上で重視しておきたいのは、治安と利便性です。
 
賃貸物件を選ぶときは、できるだけ犯罪率が低い場所で探しましょう。空き巣に狙われないためには、建物の造りをチェックすることも大切です。特に1〜2階部分の部屋を借りるなら、雨戸(シャッター)がついているかどうかで、空き巣被害に遭う確率は変わります。
 
警察庁がまとめた「住まいる防犯110番」によると、侵入犯罪でもっとも多いのは「無締まり」ですが、次に多いのは「ガラス破り」です。雨戸があれば、ガラスを割っての侵入を防ぐことが可能になります。
 
利便性としては、近くにスーパーやコンビニだけでなく、コインランドリーなどがあるのも便利で安心です。1人暮らしなら、洗濯機を買わなくてもコインランドリーで十分かもしれません。利用頻度によっては、コインランドリーのほうが安く抑えられる場合もあります。
 
また、近くに手ごろな価格帯のスーパーや商店街などがあると食費を抑えられますし、帰宅途中に買い物ができて便利です。
 

物件の選び方次第で出費を抑えることはできる

引っ越しの出費を抑えるためには、物件にかかる初期費用をチェックすることが大きなポイントになります。
 
礼金を払う賃貸物件は減ってきていますが、それでも注意は必要です。また、あらかじめ必要な設備がついているかどうかもチェックしておくといいでしょう。
 
さらに建物の造りや、立地の安全性や利便性も、入居してから出費を抑えて快適に暮らせるかどうかを左右します。
 

出典

国土交通省 令和3年度住宅市場動向調査報告書
東京都住宅政策本部 貸住宅トラブル防止ガイドライン
警察庁 住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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