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いまや多くの人が当たり前に利用しているキャッシュレス決済。特に注意しておきたいポイントとは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月18日 6時20分

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利便性が高く、使える店舗やサービスが増えていることもあり、「キャッシュレス決済」の普及がさらに進んでいます。現金を持ち歩く必要がなく、決済方法によっては後払いも可能な「キャッシュレス決済」ですが、一方で注意点もあります。今回は、「キャッシュレス決済」の普及の概況と注意点について解説します。

キャッシュレス決済の普及の概況

「キャッシュレス決済」の普及は、政府によるプロジェクトといっても過言ではないでしょう。経済産業省では、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にまで上げるとの目標を掲げています。
 
政府も「キャッシュレス決済推進」に取り組むなか、2022年の「キャッシュレス決済」の比率は決済全体の36.0%となり、その額は111兆円となりました。比率・額ともに過去最高で、毎年、増加傾向にあります。「キャッシュレス決済」が日本社会に浸透しつつあるといえるでしょう。
 
「キャッシュレス決済」にも、さまざまな種類があります。その中で、もっとも多くの割合を占めているのは、クレジットカードです。2022年度では、キャッシュレス決済比率36.0%のうち、じつに30.4%の割合を占めています。
 
次に多いのはコード決済の2.6%で、2.0%の電子マネー、1.0%のデビットカードがつづきます。さまざまな決済方法がありますが、多くの店舗で利用でき、かつ後払いが可能で、ポイントも貯められるクレジットカードは、やはり多くの人に選ばれているようです。
 

キャッシュレス決済の注意点

非常に利便性の高い「キャッシュレス決済」ですが、注意点もあります。ここでは、利用時に特に注意したいポイントについて紹介します。
 

・システム障害

システム障害により、キャッシュレス決済ができない状況となるケースがあります。その際に決済手段がクレジットカードや電子マネーなどしかなければ、買い物やサービスの利用ができません。
 
また、支払ったはずなのに処理されておらず、未払いの状態となったケースも確認されています。このような可能性がある点は知っておきましょう。システム障害に備え、多少の現金所有も検討しておく必要があります。
 

・セキュリティ問題

クレジットカードでは、他人に使われてしまう不正利用の被害が報告されています。また、そのほかの「キャッシュレス決済」の方法でも、不正利用がないとは限りません。個人情報の漏洩にもつながるセキュリティ問題を抱えている点は、キャッシュレス決済のリスクととらえ、知っておくべき注意点といえます。
 
「キャッシュレス決済」をあまり使用していない期間でも、定期的に利用明細や利用履歴をチェックしましょう。番号やパスワードなども徹底して管理しておきましょう。
 

・過剰消費の可能性

「キャッシュレス決済」の中でも、後払いのクレジットカードや、クレジットに紐づけている電子マネーなどでは、使いすぎてしまうリスクがあります。チャージタイプの電子マネーでも、スマートフォンなどで手軽にチャージできる場合、使いすぎてしまうリスクがあるでしょう。
 
また高還元率でのポイント目当てに、不要な買い物をするなど、自身の行動管理が重要です。多用する場合は、特に、自身での注意深い管理が求められます。
 

便利なキャッシュレス決済もシステム障害や使いすぎには注意が必要

2022年の段階で、キャッシュレス決済の普及率は36%となっており、決済額も100兆円を超えています。今後も普及が進むとみられますが、システム障害やセキュリティ問題には注意しなければいけません。
 
多少の現金の所有や、利用履歴の細かなチェックなどが必要です。また、便利であるがゆえの使いすぎにも注意しましょう。注意点を抑えながら賢く使うことで、キャッシュレス決済の利便性がさらに高められます。
 

出典

経済産業省 2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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