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子供は欲しいけれど、現実問題、家計の圧迫が心配です。夫婦のみの世帯と子持ち世帯では、平均貯金額はどれほど異なりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月23日 2時40分

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生活費の高騰などによる家計の圧迫は、夫婦にとって大きな問題の1つです。多くの夫婦は、経済的なプレッシャーに悩まされており、お金のことで口論する人も少なくありません。子どもが欲しいと思っていても、お金に関する不安はつきものです。   夫婦に子どもがいる場合といない場合とでは、貯金額はどのくらい変わってくるのでしょうか。

子どもが欲しい! しかし貯金が……。

子どもが欲しい夫婦にとって、家計の管理は避けては通れない問題です。収入を共有しているのか、それとも別々にしているのかは、貯金にも大きな影響を与えるでしょう。
 
子どもの誕生の他に、家の購入、旅行など、ビッグイベントを共にしているにも関わらず、共同の普通預金口座を持っていない夫婦も少なくないようです。しかし、子どもを望む夫婦にとって貯金は欠かせないものになります。
 

40代夫婦の貯金額ってどのくらい?

さまざまなお金の捉え方がありますが、ここでは、人生の転換期となる40代夫婦の貯金額を見ていきましょう。
 

「40代の夫婦のみの世帯」

平均貯金額:1926万円
中央値:540万円

「40代の子どものいる夫婦世帯」

平均貯金額:1270万円
中央値:460万円

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降)」によると、40代全体の主な貯金目的には、子どもの教育費、病気などへの備え、老後の生活資金などがあります。
 
子どものいない夫婦の場合、老後の生活資金が主な目的になるようですが、子どもがいる夫婦の場合は、やはり教育費が大きな課題になっているようです。実際、貯金の目的が子どもの教育費と答えた人の割合は、38.1%になります。
 
子どもの有無で貯金額に差が出る主な理由は、子どもがいる家庭では教育費がプラスされるためと考えられます。
 

子どもの教育費と計画的な貯金

子どもが誕生してから成人するまでさまざまな教育費がかかりますが、最も教育費がかかるのが大学の学費でしょう。私立文系大学では4年間で1100万円以上の学費がかかることもあるようです。学費の他に、受験料、入学金、一人暮らしの場合は生活費が必要となります。
 
仕事や子育てをしながら家計をやりくりするのは、簡単なことではありません。将来に備えて、計画的に取り組む必要があります。
 
予算作成ツールや節約アプリは、計画的に予算を立て、節約の習慣を身につけるのに役立ちます。お金に関する知識を広げることも大切です。さまざまなお金の概念や用語について学ぶことで、家計を強力にサポートできます。また、退職後の準備をしたり、毎月の固定費を見直したりといった日々の行動もゆとりある未来につながるでしょう。
 

安心できる未来のために

子どもの教育費は決して安いとは言えません。 そのため、生活スタイルとうまく両立させながら賢く貯金していく必要があります。
 
日々の出費を確認したり、お金の概念に勉強したりと、できることはたくさんあります。教育費を貯金する準備ができていれば、将来をじっくり考えられる心の余裕も生まれるものです。早めに計画を立て、安心できる未来を築きましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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