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【娘が里帰り出産】子どものおむつ代や粉ミルク代を知りたい! 高いって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月23日 8時0分

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子育てが終わると、次にやってくる大きな変化として孫の誕生が挙げられます。お子さんが結婚し里帰り出産される場合は、自宅の片づけやベビー用品の準備が必要と考えられますが、ほかに何を準備すればいいのか、どのような費用がかかるかが分からず不安を感じるでしょう。   本記事では娘が里帰り出産して、1ヶ月間実家に滞在する場合を想定し、里帰り出産でかかる費用のなかでも、赤ちゃんのおむつや粉ミルク代について考察します。初めての出産・育児で不安を抱える娘さんのサポートを適切におこなえるよう、ぜひ参考にしてください。

紙おむつと粉ミルクの費用相場

まずは、紙おむつの相場を確認しましょう。総務省が発表している「小売物価統計調査」によると、紙おむつの平均価格は10枚311円でした。なお、赤ちゃん用の紙おむつは、30枚や40枚などのまとまった枚数で購入します。また、新生児の場合はさらに枚数が増えます。
 
参考までに、新生児用のおむつは60~70枚ほど入って価格は1300~1600円程度です。オーガニックタイプや肌へのやさしさを考慮した商品は、相場よりもやや高めの傾向です。
 

新生児は1日に10枚以上紙おむつを消費する

紙おむつ代を計算するにあたり、赤ちゃんが1日に使用する枚数を把握しておきましょう。個人差がありますが、生まれてから28日経過しない新生児の排尿・排便回数は、うんちは3~5回、おしっこは10~15回程度です。まだまだ身体が未熟で健康状態を確認のためにも、頻繁なおむつ替えが必要になります。
 
赤ちゃんが不快さを泣いて教えてくれることもありますが、お世話をする方は授乳のタイミングや起床時など、こまめなおむつチェックが欠かせません。紙おむつ代としては1日に排尿と排便あわせて10回の場合は311円、20回の場合は622円です。
 
成長とともにまとまった量を排尿できるようになりますが、それまでは紙おむつ代がかかります。なお、1ヶ月のおむつ代として換算すると、311~622円×30日=9330〜1万8660円です。1ヶ月のおむつ代だけでも、多くの出費が発生することが分かります。
 

ミルクの場合は粉ミルク代も必要

紙おむつと合わせて確認したいものに、粉ミルク代があります。赤ちゃんを粉ミルクで育てる場合、粉ミルクの費用計算も必要です。総務省の同調査によると、粉ミルクの相場は2618円でした。個人差や母乳とミルク両方を与える混合のケースにもよりますが、新生児で粉ミルク1缶を12~14日程度で使う場合、1ヶ月で3缶のため7854円かかります。
 
また、少々割高ではありますが、近年はキューブタイプや缶に液体ミルクが入った商品も多く発売されています。緊急時やお出掛けの際には、このタイプの活用もよいでしょう。
 
なお、娘さんが母乳でなくミルクで赤ちゃんを育てている場合、「母乳のほうがいいのでは?」と心ない声をかけるのは避けましょう。本人も母乳がうまく出なかったり、赤ちゃんがうまく飲んでくれなかったり、不安を抱えている場合が考えられます。
 

里帰り出産は温かく迎えてあげることが大切

赤ちゃんを育てるには、紙おむつ代やミルク代がそれぞれ毎月1万円近くかかります。しかし、どちらも赤ちゃんの成長に欠かせないもののため必ず準備が必要です。
 
娘さんが購入し、準備を整えるケースが多いと考えられますが、生活するなかで「子どもから目を離せないから買ってきてほしい」と頼まれる機会もあるでしょう。その際はぜひ、やさしくサポートしてあげてください。
 
自宅に赤ちゃんがやってくると、見守る祖父母も喜びや不安で気持ちが落ち着きません。しかし、赤ちゃんの成長を見守り温かい気持ちで接することで、双方ともに里帰り出産のストレスを軽減できるでしょう。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) 主要品目の東京都区部小売価格(2023年9月)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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