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ファイナンシャルプランナーってなんだか胡散臭い? どうしてそう言われてるの? 相談するときの注意点とは

ファイナンシャルフィールド / 2018年9月12日 9時30分

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筆者がファイナンシャルプランナー(FP)と名乗って以来10年ほどになりますが、当初は無邪気に「FPって詐欺師ですよね」といわれたことも数知れず。 それから10年ほどたちますが、今でも「FPに相談するなんてどうかしている」「胡散臭い職業」といわれるのはどうしてなのでしょうか。

専業業務がない

最大の理由はFPにしかできない専業業務がないということでしょう。医師や弁護士に代表されるように試験に合格して登録した人間でなければできないという業務が基本的にはありません。
例えば、住宅を購入するにあたって住宅ローンを組むという場合にFPに相談するというケースはよくありますが、FPしかできないというわけではなく、住宅メーカーの営業担当者や金融機関でFPでない職員でも相談に応じてもらえます。

相談者側が自分のプライベートをさらけ出す割に得られるものが少ない

専業業務ではないライフプランやお金との付き合い方について相談をしようとすると、前提としてクライアント側はかなりの情報を開示しなければなりません。それほど信頼関係が構築されていない相手に対して、自分の情報を開示することに抵抗を覚える人も多いはずです。
また、それなりの情報を提供してもベストな解決策が提供されるが少ないのも事実です。生活にかかわる悩み事は尽きないので(住宅購入の相談をしたつもりが、子どもの教育や親の介護にかかわる相談にすりかわっている場合など)、割り切れずスッキリ感が自覚できないのです。
医者にかかって病気が治癒した、弁護士に相談して解決への道筋がみえた、税理士に相談して税務上の不明点を任せられたなどと違って、目に見える成果がないために結果として相談料に見合った解決をもらえなかった、果ては非現実的な投資を勧められた、といったフラストレーションが残ったままになってしまうのだと思われます。

相談料に見合った成果を得るには相談者主導で

相談しようと一度は思い立ったのならば、相談者自身が主導的立場にたって話をすすめましょう。FPは取り扱い範囲が多岐にわたり、しかも境界線がはっきりしません。
それをFP任せにしていると、「こんなはずじゃなかった」と無駄なお金と時間を使って終わってしまいます。相談者が主導的に「この部分をどうにかしたい」と絞ることによって、より満足度が高い時間になり、知りたかったことを解決することができます。
そうはいっても、家計運営はすべてのライフイベントが縦横に絡み合っているので絞り切れないことが多いと思います。その場合は、優先順位をつけて相談を投げかけてみましょう。
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者

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