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PTA活動は「ボランティア」の度を越している!? 仕事を休む損失は「3万円」にも! これからの時代どう変わっていくべきなのか、筆者の体験をもとに解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月17日 4時30分

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子どもがいる多くの人は「PTA活動」の経験があるのではないでしょうか。中には活動に苦痛を感じる人もいるでしょう。筆者は苦痛だった側の人間で、常々「PTA活動はボランティアの度を越している」と思っていました。   本記事では、筆者が仕事を休んでPTA活動に参加したことで発生した損失と、これからの時代のPTA活動について考えてみたいと思います。

そもそもPTAって何?

PTAとは、Parent(保護者)、Teacher(先生)、Association(組織)の頭文字を取った略称で、子どもがすこやかに成長していくために、学校だけでなく親と学校、地域社会が協力し合って学校行事や生活をサポートする役割を担っています。
 
PTAは、幼稚園や小学校に入ると関わるようになる場合がほとんどでしょう。半ば強制的に加入させられ、会費を徴収され、活動も当番制などで強制的に動かされているケースも多いようです。
 

PTA活動って何するの?

まず大前提ですが、PTAの存在の有無、PTA活動の実態は学校によってさまざまです。PTA自体がない、PTAはあるけれど活動していない、PTA活動が盛んに行われているなど、学校の特色の1つとも言えるでしょう。PTA活動の内容もさまざまですが、代表的なものとして以下があります。
 

・運動会のテント張り、警備、大道具の準備、放送などの手伝い
・バザーの不用品回収や手作りゲームなどの作成
・広報誌の作成
・夏休みの子どもイベントの企画実行
など

 
このようなPTA活動に参加すると、必然的に学校と関わる機会が増えるので、学校との距離が縮まり、先生と話しやすくなるメリットがあります。参観日以外でも子どもの様子を見られるのもうれしいですね。また、学校内に学年やクラスを問わずの知り合いができるため、有益な情報を得られることもあります。
 

【実録】メリットよりも「大変さ」が勝つことも!?

PTA活動には大きなメリットがあることも重々承知していますが、筆者が体験したPTA活動に対してはデメリットが圧勝だったという感想を持っています。
 
筆者の子どもが通う学校では、PTA活動が強制的かつ盛んに行われており、小規模校であることも影響して保護者全員に役割があり、行事ごとに手伝いが回ってきます。そして、「子ども1人につき、卒業までに役員を必ず2回しなければならない」という鉄のおきてが設けられており、役員になった年は行事ごとの手伝い以外の活動もしなければならないのです。
 
筆者はバザー役員になりました。バザー前は1ヶ月ほど平日昼間に学校に集まって、リサイクル品の値札付けや、子ども用の手作りゲームなどを作成していきます。仕事などで集まりが難しい人には、できる限り自宅でできる作業を与えてもらえますが、それでも前日準備など行かざるを得ない日はあります。
 
筆者は会社を2日欠勤(有給休暇を使い切っていました)したので、給料から3万円強の欠勤控除となりました……夜は眠気と戦い目を必死に開けながら、ゲームの景品になる折り紙の手裏剣を100個作りました。正直、「内職であればいくらかにはなったのに」と思いました。
 

【まとめ】PTAのこれからのあり方

夫婦共働きが当たり前となり、ひとり親家庭も増加している現代において、子どもが学校に在籍していれば活動を強制されるPTAは時代にそぐわないと言えるのではないでしょうか。
 
子どもたちの経験や学校生活の充実のためにプラスの役割にもなれる一方で、強制的となってしまうと、筆者のようにマイナスの感情が生まれるのかもしれません。「できる人」が、「できるとき」に、「できること」を、「できる範囲」で行える組織になっていくことで子どもたちにとっても、保護者にとっても柔軟に活動ができるようになるといいですね。
 

出典

公益社団法人日本PTA全国協議会 はじめましてPTA
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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