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高2の娘が毎月5000円のお小遣いをほとんどアイドルの「推し活」で使ってしまいます。足りないと言われることが増えましたがどうすればいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月22日 2時20分

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推し活とは、アイドルやキャラクターなどの「推し」を応援することです。推し活をするにあたっては、ライブのチケット代や遠征費、グッズ購入費などがかかります。   今回紹介するのは、高校2年生の娘さんが毎月5000円のお小遣いのほとんどをアイドルの推し活で使ってしまうケースです。お小遣いが足りないと言われた場合、どう対処するのが正解なのでしょうか。

高校生のお小遣い事情

リクルート社が運営する進学情報サイト「スタディサプリ進路」が行った調査によると、2023年の高校生のお小遣い平均額は4950円です。2022年の同調査では5582円だったため、前年と比較するとマイナス632円という結果になりました。
 
お小遣いのもらい方に関しては、「毎月定額」が約6割、「都度もらう」が約4割、「何かと引き換えにもらう」が約1割となっています。
 
では、推し活には一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。Money Campusが推し活をしている男女1000人を対象に行った調査によると、推し活にかける費用は月平均1万6605円です。分野別に月平均金額を見ると、舞台俳優が3万1375円と最も多く、J-POPアイドルは1万4323円、KーPOPアイドルは1万4073円となっています。
 
この結果から、高校生のお小遣いでは推し活に十分なお金をかけられないことが分かります。実際に「推し活にかかるお金が足りない」という高校生の声が多く見られました。
 

お小遣いを自分でやりくりさせることが重要!

高校生の子どもにお小遣いが足りないと言われ、何度も追加のお小遣いを渡している人もいるでしょう。しかしながら、追加でお小遣いを渡すことはおすすめできません。「お小遣いが足りないと言えば、いつでももらえる」と思い込んでしまって、決められた金額内でやりくりする能力が身に付かない可能性があるためです。
 
そこで、1ヶ月の収支を記録し把握させ、まずは決められた金額内でやりくりさせることをおすすめします。どうしても足りない場合は、子どもと話し合ってお小遣い額を増やし、追加のお小遣いは一切渡さないようにするとよいでしょう。「言えばもらえる」という意識を持たせないようにすること重要です。
 

不足分をアルバイトで補ってもらうのもおすすめ

解説したように推し活にはお金がかかり、高校生のお小遣いではカバーできない可能性があります。参加するコンサートや購入するグッズを厳選させることをおすすめしますが、それでも足りない場合は不足分をアルバイトで補わせるのも1つの手です。
 
株式会社マイナビが行った調査によると、現在アルバイトをしている高校生の割合は23.8%でした。自分でお金を稼ぐ大変さを知ることで、お金の使い方と向き合うことができるでしょう。
 
ただし、アルバイトは学業に差し支えない程度にとどめることをおすすめします。また、アルバイト禁止の高校もあるため、事前に確認することが必要です。
 

子どもの意識改革が重要

高校生のお小遣い平均額は4950円なので、月に5000円のお小遣いは決して少なくありません。足りないと言われる度にお小遣いを渡すのではなく、必要なら増額して決められた金額内でやりくりさせることをおすすめします。
 
学校でアルバイトが許可されている場合は、不足分をアルバイトで補わせるのも1つの手です。「言えばもらえる」という考えをから脱却させる意識改革が重要になります。
 

出典

【スタディサプリ進路】高校生に関するニュースを配信 【お小遣い実態調査2023】高校生のひと月のお小遣い平均金額は「4,950円」に【高校生なう】
Money Campus 推し活に使うお金は月平均16,605円!1,000人の推し活事情を調査
株式会社マイナビ 「高校生のアルバイト調査(2023年)」を発表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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