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風呂もトイレも「使う時だけ」換気扇を点ける夫。湿気や匂いが嫌なのでずっと点けていたいのですが、電気代がかさむでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月18日 7時40分

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トイレや浴室の換気扇を24時間点けっぱなしにしておくのか、それとも使用する時のみ点けるのかで悩んだ経験はありませんか。トイレや浴室の換気扇は、基本的には24時間点けっぱなしにすることが推奨されています。   そこで今回は、トイレや換気扇を24時間点けっぱなしにする際の電気代と、使用するときのみ点けるデメリットを解説します。

トイレや浴室の換気扇にかかる電気代

トイレの換気扇にかかる電気代は、メーカーや機種によって異なります。Panasonicのトイレ用換気扇「FY-08PFRY9VD」を例に挙げると、定格消費電力(50Hz)は1.9Wです。24時間点けっぱなしにした時の電気代は、0.0019kW×24時間×31円/kWh(税込み)=約1.4円となります。
 
電気代の目安単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会が公表する31円/kWh(税込み)を採用しました。1ヶ月を30日間とすると、月額電気代は1.4円×30日=約42円です。機種にもよりますが、トイレの換気扇を24時間点けっぱなしにしても月額約42円の電気代で済むことが分かりました。
 
Panasonicの浴室用天井埋め込み形換気扇「XFY-24JDK8/83」を例に挙げると、定格消費電力(50Hz)は6.8Wです。24時間点けっぱなしにした時の電気代は、0.0068kW×24時間×31円/kWh(税込み)=約5円となります。1ヶ月を30日間とすると、月額電気代は5円×30日=約150円です。機種にもよりますが、浴室の換気扇を24時間点けっぱなしにしても月額約150円の電気代で済むことが分かりました。
 

トイレの換気扇を切るデメリット

最初に解説したように、トイレや浴室の換気扇は基本的には24時間点けっぱなしにすることが推奨されています。使用する時だけ換気扇を点けている家庭もあると思いますが、短期間で切るとトイレ内に臭いがこもりやすくなるデメリットがあります。とくに家族が多い場合や窓がないトイレは臭いがこもりやすいため注意しましょう。
 
また、換気扇はトイレ内の結露防止やカビ対策にも有効です。トイレを快適に使用するためには、換気扇を24時間点けっぱなしにすることをおすすめします。
 

浴室の換気扇を切るデメリット

浴室はトイレ以上に湿気が多いため、換気扇を短時間で切るとカビが発生しやすくなります。入浴中だけ換気扇をつければ、浴室内の湿気は外部に逃げると思っている人もいるでしょう。
 
しかし、入浴後も浴室内には湿気がこもっているため、すぐに換気扇を止めてしまうと浴室内の湿度を十分に下げられないのです。浴室内にカビが発生しやすくなるだけでなく、家の木材にまで傷みが広がる恐れもあるため注意しましょう。
 
浴室の湿気対策をおろそかにすると、家の寿命を縮める可能性も高まってしまうのです。換気扇には、浴室内の嫌な臭いを外部に逃がす役割もあります。換気扇を短時間で切ると、排水口点近から発生した悪臭が浴室内にとどまりやすくなり、換気扇のスイッチを入れても取れにくくなるため要注意です。
 

トイレや浴室の換気扇は24時間つけっぱなしがおすすめ

トイレや浴室の換気扇は、基本的には24時間つけっぱなしを推奨します。トイレや浴室の換気扇を短時間で切ると、臭いやカビの原因となるため注意しましょう。最悪の場合は家の老朽化にもつながります。
 
最新機種の場合、トイレや浴室の換気扇を24時間点けっぱなしにしても、電気代は月々数十円~数百円程度で済みます。換気扇を短時間で切ることで発生するデメリットを考えると、24時間点けっぱなしにしたほうがお得でしょう。
 

出典

Panasonic FY-08PFRY9VD
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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