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「24時間換気・常時換気」って普通の換気と何が違う?電気代はどのくらいかかってるの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月8日 5時30分

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室内を換気する方法には、24時間換気システムを使用した常時換気と、お風呂場やトイレなどの換気扇を使った局所喚起があります。2003年には建築基準法が改正され、原則すべての住宅で24時間換気を行うことが義務づけられました。   しかし、換気システムを24時間作動させるにあたって、電気代がいくらかかるのか気になる方も多いと思います。   本記事では、24時間換気する場合にかかる電気代と、お風呂場やトイレなどの換気扇を使って換気した場合に換気扇のスイッチをその都度オフにしたときの電気代を比較してご紹介します。

「24時間換気システム」とは?

家の中の空気は建材や家具から出る物質やホコリ・湿気などで汚れが発生しています。そのため、換気を行うことで汚れた空気を外に追い出し、外のきれいな空気を家の中に取り入れることが必要です。
 
現在は住宅において、1時間に室内の空気を半分入れ替える「24時間換気」を行うことが義務づけられています。
 
一般財団法人住宅金融普及協会によると、住宅に使われる換気方式は、給気と排気の両方を機械で行う「第1種換気」、給気を機械で、排気を壁に設けた排気口から自然に行う「第2種換気」、給気は自然に、排気は機械で行う「第3種換気」の3種類があるとのことです。
 

換気を24時間行った場合の電気代はいくら?

では、機械を使用した換気を24時間行った場合、電気代はどのくらいかかるのかを計算していきましょう。
 
1ヶ月の電気代を「1時間あたりの消費電力×24時間×30日×電力量料金の料金単価」、電力量料金の料金単価を29.80円/キロワットアワーで計算すると、消費電力5.6ワットの常時喚起用商品(8畳用)を例に挙げた場合「0.0056キロワット×24時間×30日×29.80円/キロワットアワー=約120円」となります。
 
お住まいの地域やご使用の換気システム、電力プランによって大きく異なる場合もありますが、この場合、24時間換気を機械で行った場合にかかる電気代は、1ヶ月約120円となります。
 

換気扇のスイッチをその都度オフにした場合の1ヶ月の電気代はいくら?

次に、24時間システム以外の換気扇を使用し、使用するとき以外は電源をオフにした場合の1ヶ月の電気代を計算していきましょう。
 
・キッチンの換気扇を1日3時間使用、消費電力28.5ワットの商品を例に挙げた場合
「0.0285キロワット×3時間×30日×29.80円/キロワットアワー=約76.4円」
 
・浴室の換気扇を半日使用、消費電力7.20ワットの商品を例に挙げた場合
「0.0072キロワット×12時間×30日×29.80円/キロワットアワー=約77円」
 
・トイレの換気扇を1日1時間使用、消費電力1.9ワットの商品を例に挙げた場合
「0.0019キロワット×1時間×30日×29.80円/キロワットアワー=約1.7円」
 
上記の3つを合計すると、1ヶ月の電気代は約155円となります。
 
24時間換気を機械で行った場合にかかる電気代よりも35円ほど高くなる計算です。
 

24時間換気システムの電気代は安く済む場合がある

住宅における24時間換気では、1時間に室内の空気を半分入れ替えることが義務づけられています。24時間つけっぱなしだと電気代が気になる方も多いと思いますが、1ヶ月の電気代が約120円程度で済む場合もあり、気になるほどではないと考えられます。
 
キッチンや浴室・トイレの換気扇をその都度オフにするようにして局所換気した場合と比べても安く済む可能性があるため、電気代のことは気にせずつけっぱなしにしておいたほうがよいケースもあるでしょう。
 

出典

一般財団法人 住宅金融普及協会 住まいの維持管理 住まいの換気と外壁換気口のお手入れ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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