最近、大手企業を名乗る「ニセ通販」の広告をよく見ます。ロゴがよく似ているので本物と間違えそうですが見分け方はありますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年3月24日 10時30分
インターネット通販の利用者は年々増加していますが、それに比例して偽サイトによる詐欺被害も増加傾向にあります。近年は、大手企業を名乗る偽通販の広告も増加しており、インターネットに不慣れな人は注意する必要があるでしょう。 そこで本記事では、偽通販サイトの見分け方と、万が一被害に遭ってしまったときの対処法を紹介します。
偽サイトに関する相談は1年で2倍に
独立行政法人国民生活センターの公式サイトによると、全国の国民生活センターには偽通販サイトに関する相談が多く寄せられています。2021年度の相談件数は5941件でしたが、翌年の2022年には約2倍の1万1019件に増加しています。
また、1年のなかで最も相談件数が多いのは1月でした。偽通販サイトに関する相談は冬に多くなる傾向にあり、年末年始のイベントや寒さから外出を避ける人が多くなることでインターネット通販を利用する人が増えるためだと推測できます。相談内容の詳細は、「商品が届かない」「クレジットカードを不正利用された」などです。
偽サイトの見分け方
偽通販サイトは本物とそっくりに作られていることが多く、よく確認しないと見分けが困難となっています。偽通販サイトを見分けるために、最初に確認してほしいポイントは通販サイトのURLに違和感がないかです。URLの表記が正式な英語表記と異なる、見慣れないドメインを使用している場合などは偽通販サイトの可能性があります。
また、サイト内で使用されている日本語の字体や日本語表現に違和感がある場合も要注意です。事業者の住所が記載されているか、記載されている場合もインターネットで検索して正しい情報かを確認しましょう。
また、偽通販サイトでは価格が安く設定されているケースが多く、衝動的に購入してしまう人も少なくありません。商品価格が極端に安くないか、割引率が大きくないかも必ずチェックしてほしいポイントです。
同じ商品をインターネットで検索してみて、常識的には有り得ない価格で販売している場合は偽通販サイトの疑いがあります。支払い方法も、チェックしてほしいポイントの一つです。支払い方法が「クレジットカード決済のみ」「代金引換サービスのみ」など、一つに限定されている場合は注意しましょう。大手通販サイトでは、複数の支払い方法から選べるケースが大半です。
万が一被害に遭ってしまったら
不安に思ったりトラブルが生じたりしたときは、すぐに消費生活センターに相談しましょう。消費者ホットラインに電話をすると、最寄りの消費者生活センターを案内してもらえます。また、国民生活センター
では、万が一偽通販サイトの被害に遭ってしまったら支払い方法に応じてすばやく対処することを推奨しています。
例えば、クレジットカード決済の場合はすぐにクレジットカード会社に連絡しましょう。事情を説明すると、カード会社のほうで使用停止などの措置を取ってくれます。さらに、最寄りの警察署へ相談するようにしましょう。警察署に相談する際は、サイト情報、取引情報、相手とのメールのやり取りなどの資料を準備するとスムーズです。
偽サイトの特徴を把握しておこう!
偽サイトは本物とサイトのデザインやロゴが酷似していても、よく確認すると見分けられるケースが大半です。インターネット通販を利用する際は、URLや事業者の住所、日本語表記などを確認する習慣をつけましょう。少しでも違和感のある場合は、ひとまず購入手続きを中止して一度冷静になることをおすすめします。価格が安いからといって衝動的に購入しないように注意してください。
出典
独立行政法人国民生活センター その通販サイト本物ですか!? “偽サイト”に警戒を!! -最近の“偽サイト”の見分け方を知って、危険を回避しましょう!-
警察庁 「偽サイト」「詐欺サイト」に注意!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「国産」とうたう“果実加工品”の通販サイトに要注意 実は「外国産」だったケースも 国民生活センターが呼び掛け
オトナンサー / 2024年4月30日 20時50分
-
SMS&メールによる「フィッシング詐欺」横行 URLクリック→個人情報入力で不正利用の被害 国民生活センターが注意喚起
オトナンサー / 2024年4月23日 22時10分
-
マカフィー、「ディープフェイクが選挙に及ぼす影響に関する調査」を発表
PR TIMES / 2024年4月23日 18時45分
-
マジシャンがフィッシング詐欺の手口を解説 重要なのは「いつ、どのタイミングでウソがバレるか」
ASCII.jp / 2024年4月23日 16時0分
-
宅配業者からSMSで「不在通知」が来ていたけど、最近は何も宅配を頼んでいない…。料金を請求されることはありますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月10日 6時0分
ランキング
-
1Googleの「約束破り」が示す検索市場の"危うさ" ヤフーへの技術提供制限で公取委が初の処分
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 7時20分
-
2GWの平均予算は「2万7857円」 過ごし方の3位「買い物」、2位「外食に行く」…「海外旅行」は1%
まいどなニュース / 2024年5月2日 7時50分
-
3政府・日銀 “不意打ち”為替介入か 早朝に一時4円超円高に
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月2日 16時53分
-
4米スターバックス、3年ぶりの減収…中東での不買運動や北米の節約志向が重荷
読売新聞 / 2024年5月1日 22時24分
-
5「日本は貧乏な人が行く国」訪日客の素直な見方 「安くてコスパがいい」日本が陥っているワナ
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 12時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください