1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

マイホームの見積もりに「100万円」の地盤補強費!納得して支払うべきでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月10日 4時40分

写真

マイホームの建設を検討しており、住宅メーカーに見積もりをしてもらった際、その金額に納得ができないことがあるでしょう。   今回は、そのなかでも地盤補強にかかる費用に納得ができないというケースです。   住宅を建てる場合、地盤補強をするための地盤改良工事は本当に必要なのかについてご紹介します。   併せて、見積もりの内容にどうしても納得がいかない場合の対処法もご紹介するため参考になれば幸いです。

地盤改良工事とは?

地盤改良工事とは、住宅建設地の地盤が弱いと判断された場合、建物を安全に支えられる地盤に改良する工事のことです。耐震性が高い住宅を建てても、建設地の地盤が弱ければ地盤沈下が起こり、住宅が倒壊する危険性があります。
 
地質調査によって、地盤が一定の強度を満たしていなければ、住宅を建設することは不可能といえるでしょう。
 
この場合は、地盤改良工事が必要になると考えられます。
 

地盤改良工事は必ず必要?

住宅を建てる際に地盤改良工事を必ず行うという法的な義務はないとされています。
 
ただし、住宅の基礎について建築基準法施行令の第38条では以下のように定められています。
 
第三十八条:建築物の基礎は、建築物に作用する荷重及び外力を安全に地盤に伝え、かつ、地盤の沈下又は変形に対して構造耐力上安全なものとしなければならない。
 
加えて建築基準法施行令の第93条でも、地盤の許容応力度と基礎ぐいの許容支持力は国土交通大臣が定める方法で地盤調査を行い、その結果に基づいて定めなければならないという記載があります。
 
したがって、新たに建設する住宅の基礎が、建築基準法施行令で定められた基準を満たしているかを証明するためには地質調査が必要といえます。その結果、地盤改良工事を行う可能性はあるでしょう。
 

見積もりに納得ができないときは?

住宅メーカーから提示された地盤補強の金額に納得ができない場合、自分たちで地盤改良会社に調査を直接依頼することも可能です。改良工事について納得ができない方のために、地盤調査のセカンドオピニオンとして活動している企業もあります。
 
費用は調査内容や地盤調査結果によって、異なる可能性があるため一概にはいえないでしょう。そのため費用については、別途で見積もりをしてもらうことがいいかもしれません。
 

見積もりに不安があるなら再調査を依頼しよう

住宅の基礎は、建築基準法施行令によって定められた強度を満たす必要があります。その強度を証明するためには、地質調査が必要になり、併せて地盤改良工事も実施される場合もあるでしょう。
 
しかし住宅メーカーから提示された地盤補強に関する調査結果や費用に、納得ができない方もいるかもしれません。
 
少しでも見積もりに不満を感じる場合、ほかの地盤改良会社に調査を依頼することをおすすめします。調査内容などによって費用は異なるものの、複数の企業に見積もってもらい、比較したうえで判断することが大切です。
 

出典

デジタル庁 e-GOV法令検索 建築基準法施行令(昭和二十五年政令第三百三十八号)第三十八条、第九十三条
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください