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今って有休明けに「菓子折りを持って挨拶」はいらないんですか? 子育てから10年ぶりの社会復帰なので「常識」がわからず不安です…

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月20日 2時10分

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「当たり前の働き方」は時代に応じて変化しています。特に、政府の働き方改革、コロナ禍を経た昨今では、働き方が大きく変わった会社も多いでしょう。またZ世代が就労人口に占める割合も年々増えていく中、彼らの考え方も働き方に影響しているようです。   本記事では、働き方の変化に伴う常識について解説します。かつては有休明けなどに菓子折りを持参することが慣習となっていた会社も、今では「なんで有休くらいで菓子折り?」となっているかもしれません。

昔の働き方の常識

まずは平成時代(主に初期から中期)の働き方の常識を見ていきましょう。令和の時代に新卒入社を迎える人たちには理解不能なものもあるかもしれません。もちろん、ここに挙げるものがすべての人の常識だったというわけではない点にも留意しましょう。

●仕事は何より優先すべきこと
●定時なんてあってないようなもの
●有休取得=悪
●有休明けは菓子折りと謝罪が必要
など

 

政府の働き方改革が始動

2000年代は「ブラック企業」が多く存在し、社会問題となりました。また、少子高齢化による労働力不足も深刻な問題となっており、今後ますますの労働環境悪化が懸念されます。
 
そこで政府は個人の働き方を見直し、負担が少ない中でも生産性を高められるよう、2019年に「働き方改革」を打ち出しました。働き方改革にはさまざまな目的がありますが、主なものは以下のとおりです。

●長時間労働の是正
●非正規社員と正社員の公正な待遇の確保
●高齢者の就労促進
など

働き方改革は、働く人一人ひとりがよりよい将来の展望を持てるよう、個々の事情に応じて多様な働き方を選択できる社会の実現を目指しています。
 

現在の働き方の常識

働き方改革とコロナ禍を経た現在の働き方について見ていきましょう。

●テレワークの導入
●副業の解禁
●有給休暇取得の義務化
●男性の育児休暇の取得
など

1990年代半ばから2010年代に生まれたZ世代と呼ばれる人たちは、日本経済が不透明な時代を生きてきた分、仕事への価値観が昔とは違うようです。上司のいうことが絶対ではなく違うと思えば声をあげる、終身雇用という考えがなく自分に合う仕事を探したいと思っている人が多いなど、価値観は変わってきているようです。働き方改革が目指す社会にも似ていますね。
 

まとめ

有給休暇取得が当たり前になりつつある現代において、有給休暇を取得したからといって「菓子折りを持ってあいさつ」は少し時代錯誤かもしれません。菓子折りを強要されるような会社であれば、なおさら疑問であるといわざるを得ないでしょう。
 
長年会社勤めをしている筆者の体験からも、「会社が決めた時間は、机に張り付いて長時間労働をすることがよい」という時代ではなくなったのをヒシヒシと感じています。DX化により作業効率も上がり、フレックスタイム制の導入によってプライベートも大切にしながら働けることが多くなってきました。今後は大企業、中小企業問わず、働き方改革がますます広がっていくことを期待しています。
 

出典

厚生労働省 「働き方改革」の実現に向けて
 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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