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友人が米農家に嫁ぐそうです。正直「お金持ち」なイメージしかないのですが、実際米農家の方はどれくらい稼ぐのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月25日 9時50分

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日本の食事に欠かせない食材の一つはお米です。そのため稲作農業が絶えることは考えにくく、需要と供給のバランスのよさから稼げるというイメージを持つ方も多いでしょう。日本には米農家が多く、実際にはどれくらい稼げるのでしょうか。本記事では、米農家の現状と年収などを詳しく説明します。

米農家の現状

お米は日本人の主食ですが、近年パンや麺類などの需要も上がっているため、米離れが問題視されおり、米農家の数が減少しています。
 
農林水産省が発表した「2020年農林業センサス報告書」によると、2020年までの米農家の数は水稲農家だけで71万3792戸です。2010年の116万9297戸に比べると、約46万戸減少したことが分かります。
 
最近では物価高騰による稲作にかかるコストの上昇や米離れの影響もあり、必ずしも米農家が稼げるとは言い切れません。
 

米農家の仕事内容

米農家の仕事内容は、多くの場合、水田で稲を育てて米を栽培し、収穫することです。稲作において重要なことは栽培管理です。おいしい米を作るためには、天候や気温に合わせて管理を徹底する必要があります。
 
米農家で稼ぐには、おいしいお米をたくさんの人々に提供しなければ収益は得られません。作物は非常にデリケートなので、少しでも手入れを怠ってしまうと味に影響が出てしまいます。そういった意味では休日がなく、日々の気配りが大事なのできちんと稲と向き合える力が必要です。
 

米農家の販売先

米農家は収穫した米を販売し、その売り上げが収益になります。米の販売先もさまざまで、地元に特化している農家もあれば全国販売している農家もあります。具体的にどのような販売先があるのかを説明します。
 

全農

みなさんが一番に思い浮かべるのはJAグループの一つである「全農」ではないでしょうか。全農は米農家から販売委託を受け、実需者や消費者、小売業者に卸売りを行います。栽培から出荷、販売まで行うとなると、生産者は手間や時間がかかります。
 
また、自営業で行っている方が多いため、すべて自分たちで完結させなければなりません。そういった負担がなくなるのは、全農を利用するメリットと言えるでしょう。
 

インターネット販売

ウェブサイトを作成して、インターネットで販売している米農家もいます。インターネット販売はわざわざ売りに行く手間が省けるのと、遠方の方でも購入してもらえるというメリットがあります。
 

米農家の年収

米農家の年収は全国平均で360.7万円となっています。田んぼを多く持ち、売り上げがよいと利益もその分増えるでしょう。
 
ただし、稲作で使用する機械は高額です。買い替えや新しい機械を購入する場合はかなりの出費になってしまいます。ある程度の規模の田んぼを所有していないと、たくさん稼ぐのは難しいでしょう。
 

米農家が稼げるのは規模による

米農家の年収は全国平均で360.7万円です。所有している田んぼの規模によってはそれ以上の額を稼げる可能性もあるでしょう。収入を上げるためには、多くの人に自分のお米を知ってもらい購入してもらうことです。日々の積み重ねが売り上げに反映してくるため、地道な努力が大切です。
 

出典

e-Stat政府統計の総合窓口 2020年農林業センサス 確報 第2巻 農林業経営体調査報告書 -総括編-
e-Stat政府統計の総合窓口 2010年農林業センサス 確報 第2巻 農林業経営体調査報告書 -総括編-
厚生労働省 jobtag 稲作農業者
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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