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世帯年収「1300万円」のパワーカップル、夫の転職で年収が大幅ダウン! 子どもの私立中学の授業料が払えません……どうしたらいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月30日 2時10分

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Aさん夫婦はいわゆるパワーカップルでした。数ヶ月前に夫が転職したのですが、思っていたよりも収入が下がってしまい、私立中学に通う子どもの教育費の捻出が難しくなってきました。子どもは今の中学に通わせ続けたいのですが、日常生活のスタイルも変えていないので、家計のどこから手をつけていけばよいのかわからなくなってしまったそう。アドバイスがほしいそうです。

まずは応急処置、傷の大きさを知る

「人生は山あり谷あり」と言われるように、想定外の事態が起きることがあります。幸運に恵まれた場合はさておき、「こんなはずじゃなかった」場合は茫然自失で先に進めません。ですが多くの場合、早急に対処することで傷口が大きくならないうちに解決できるでしょう。
 
Aさん夫婦はもともとパワーカップルだったのに、夫の転職で収入がダウン。「このままでは、私立中学に通う子どもの教育費も捻出できなくなりそうなので解決策を講じたい」という相談です。応急処置をするためには、まず傷口の大きさを確かめる必要があります。“収支のバランスが崩れている”といっても、崩れ方が著しい場合は大きな手術(節約)が必要ですし、少しの節約で治せる場合もあります。
 
(1) まずは家計の状況を整理してみましょう。収入と支出を数字で把握します。収入ダウンによって毎月の収支は赤字なのか? その程度はどのくらいなのかを計算します。ボーナスなどで補填した場合、年間収支にするとどのようになるのか?
 
(2) 赤字の金額が分かれば、その金額の補填方法を考えます。無駄遣いの洗い出しです。必要以上に生命保険をかけていないか? スマホ代の料金見直しはできているか? 不要なオプションをつけていないか? などは、我慢せずに節約できる代表例です。
 

今の「当たり前」を疑ってみよう

次は少し我慢が必要な節約です。
個人的な意見かもしれませんが、パワーカップルの場合、生活水準を少し高めにしていることが多いと感じます。日常的な買い物の場面で、少し値段が高くても「まぁいいか」と躊躇(ちゅうちょ)なく買ってしまうことはありませんか? このプチぜいたくが恒常的になり、日常スタイルになります。
 
デパ地下で総菜を買ったり、外食で済ませたりする機会が増えると、ぜいたくしているわけではないのに、食費がかさみます。食費は一例ですが、このような日常の「当たり前」を変えることだけでも、節約の効果はあるはずです。
 
“実感がない”というならば、クレジットカードの明細などを確認してください。キャッシュレスなので、気づかないうちに細かい出費が積み上がっているはずです。これは反省材料になるに違いありません。
 

家族会議で現状を共有することが解決の近道

「そんなことでは赤字に追いつけない」という場合は、“自家用車を手放す”ことや“住居を引っ越す”といった解決策もありますが、これは大きな決断を要します。家族での話し合いは必須です。
「子どもには経済的な心配をさせたくない」という理由で、家計状況を話していない家庭も多いようです。ですが、最近は金銭教育の重要性がクローズアップされていますし、家族で状況を共有することは大切です。現状の生活において、絶対死守したいものから手放せるものまで、優先順位をつけてリストアップすることも一案です。家族の協力があってこそ家計は改善されます。応急処置が済んだら、次はゆとりある家計づくりを目指してください。
 
執筆者:宮﨑真紀子
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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