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新社会人ですが、実家への生活費「5万円」は少ないですか? 「手取り17万円」で余裕はないのですが、1人暮らしだともっとかかると思うと悩んでしまいます…

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月6日 4時30分

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春から新社会人として新たなスタートを切った人も多いでしょう。就職を機に1人暮らしを始めた人、実家から通勤する人などさまざまですが、どちらも悩みのひとつとなるのが「お金」の面ではないでしょうか。1人暮らしの場合は生活に必要な支出をすべて自分でまかなう必要があります。   一方実家暮らしは生活にかかる費用の一部を実家の親に渡している人も多くいますが、1人暮らしと違って世帯内での1人当たりの生活費は見えにくく、いくら支払うのが妥当なのか迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では実家にお金をどれくらい入れるべきなのかを家計調査をもとに解説します。

20代の平均給与

国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、20代前半および20代後半の平均給与は20~24歳が273万円、25~29歳が389万円となっています。
 
ボーナスが夏と冬にそれぞれ2ヶ月相当額が支給されていると仮定すると、20~24歳の平均月収は17万625円、25~29歳では24万3125円となります。今回のケースは月収ではなく、手取りが17万円ということなので、新入社員としては平均よりもやや多い給与を受け取っていることになるでしょう。
 

実家に入れるお金の平均額は?

保険マンモス株式会社が行った「実家暮らしの方へのアンケート(自社調べ)」によると20~30歳で実家に入れるお金の平均額は月3万3623円という結果が出ました。5000円から15万円と額に幅はありますが、多くの20代前半の人は平均月収に対して約2割を実家に入れているということになります。
 
このように考えると17万円の手取りで実家に5万円を入れる場合、平均よりもやや多い額を入れているということになります。
 

1人暮らしだといくらかかる?

総務省が発表している「家計調査報告(家計収支編)2023年平均結果の概要」によれば、全世代での単身世帯の生活費の月平均額は16万7620円となっています。この1人暮らしで必要な生活費のうち、実家暮らしでは子世帯が負担することが少ないと思われる、住居費、光熱・水道費、家具・家事用品を合計すると4万2815円になります。
 
つまり実家暮らしをすることによっておよそ4万円が浮くことになるのです。そのため、実家に入れる額の平均は約3万円ですが、実家暮らしをすることで浮いた4万円を入れるとしても決して多すぎるとはいえないでしょう。
 

実家にいくら入れるかは家族と相談を

20歳から30歳の社会人が実家に生活費として入れる平均額は3万3623円であり、新入社員で5万円を入れるのはやや多めの額であることがわかりました。
 
しかし受け取っている給与や実家の経済状況または奨学金の有無など、事情は人それぞれ異なるので、すべての人にベストな額がいくらであるかというのは断言できません。「平均額は3万円だから自分もそうする」のではなく、家族と話し合って決めるようにしましょう。
 
また、「実家にお金を入れているから家事はすべて親任せにする」のではなく、家族の一員として家事の分担を引き受けるなど、お金以外の面でも実家に貢献することも社会人として大切な心得です。
 

出典

国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
保険マンモス株式会社 実家暮らしの方へのアンケート(自社調べ)(PR TIMES)
総務省統計局 家計調査報告【家計収支編】2023年(令和5年)平均結果の概要
 
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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