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5歳の娘が「牛乳」が好きで1日に500ミリリットルは飲みます。出費が気になるし、「飲みすぎ」ではないか心配です…

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月3日 2時20分

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食べ盛りの幼少期、特に好き嫌いが生まれやすい5歳前後は、特定の食材を食べたがるケースも珍しくありません。牛乳は栄養価が高くカルシウムが豊富なため、学校の給食でも配膳されている飲み物です。   しかし、あまりに飲み過ぎると健康上大丈夫なのかと心配に思うこともあるでしょう。そこで今回は、牛乳を毎日500ミリリットルずつ飲み続けることによる経済的な負担額と健康上の安全性について解説します。

牛乳を1日500ミリリットル飲んだ場合の支出

総務省の「小売物価統計調査」によると、牛乳の平均価格は、2024年2月時点で256円(1リットルサイズ1本、東京都での平均価格)です。牛乳価格は2023年から上昇傾向にあり、たった1年でおよそ10%増加しました。
 
現在の物価高の傾向からも、今後も値上げが続くことが予想されます。そのため、子ども用の牛乳代を確保するには、数千円程度予算を多く見積もっておくとよいでしょう。
 

1ヶ月で3840円

1日あたり牛乳を500ミリリットル飲み続けた場合にかかる1ヶ月の牛乳代は「(256円÷2)×30日」で3840円です。200円程度の低価格牛乳を買った場合は、ここから1000円ほど低い金額が算出されます。
 
他の食材にかかる費用にもよりますが、たとえ子どもが1日に500ミリリットル飲み続けたとしても家計を大きく圧迫する金額とはいいにくいでしょう。
 

子どもが毎日牛乳を500ミリリットル飲み続けた場合の安全性

牛乳を毎日500ミリリットル飲み続けた場合の安全性について解説します。牛乳は栄養価の高い飲み物といわれますが、「さすがに毎日はよくないのではないか」と思う方もいることでしょう。
 
また、栄養価が高い分肥満のリスクを心配するケースもあります。そのため牛乳の栄養価を正しく理解したうえで、適切な食事バランスを考えましょう。
 

毎日500ミリリットルは少し飲み過ぎの可能性

東京都保健医療局のホームページに掲載されている「東京都幼児向け食事バランスガイド指導マニュアル」によると、1日あたりの牛乳摂取量の目安はコップ1杯(180ミリリットル)といわれています。
 
毎日500ミリリットルを飲んでいる場合、適量の2倍以上を飲み続けている計算です。エネルギーや脂肪のとり過ぎになる可能性があるため、牛乳の量を減らすか、またはほかの食事でバランスをとるかのいずれかの対策を講じたほうがよいかもしれません。
 
食事の内容で全体のバランスをとる場合は、牛乳に含まれない栄養素を減らさないよう注意が必要です。
 

牛乳で不足する栄養素

牛乳にはカルシウム・リン・ビタミンB2を中心に幅広い栄養素が含まれています。ただし、牛乳にすべての栄養が含まれているわけではなく、鉄分・葉酸・ビタミンCは牛乳で補うのが難しい栄養素です。
 
そのため牛乳を減らすのではなく、ほかの食事でバランスをとる場合は、牛乳に足りない栄養素を補う形で献立を組みましょう。鉄分や葉酸も子どもの成長に欠かせない栄養素なので、十分摂取できるような配慮が必要です。
 

飲む量よりも全体の栄養バランスが大切

5歳の子どもに牛乳を飲ませる場合は、満腹感でほかの食事が減るケースに注意しましょう。牛乳は栄養価の高い食品ですが、すべての栄養を網羅しているわけではありません。
 
牛乳だけ飲み続けてほかの食事を摂取しないと、栄養バランスが偏ってしまう可能性があります。経済的な負担はそこまで大きくありませんが、栄養面でみると適量の180ミリリットル程度にとどめるのが無難といえるでしょう。
 

出典

政府統計の総合窓口(e-Stat) 小売物価統計調査/小売物価統計調査(動向編) 表番号2 主要品目の東京都区部小売価格【2023年2月~2024年2月】 「1001 うるち米(単一原料米,「コシヒカリ」)」~「2183 学校給食(中学校)」
東京都保健医療局
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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