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健康診断で「アレルギー検査」を希望したら「自己負担」で皮膚科へ行くように言われました。費用内でできないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月6日 4時40分

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会社の従業員が健康診断を受けたときに、再検査や別の医療機関での診察を指示されることがあります。   主に中小企業に勤めている方とその家族が加入する日本最大の保険者であるといわれている「全国健康保険協会(協会けんぽ)」では、健康診断を実施しています。   ただし、受けられる検査の種類は決まっているため、希望する検査を受けられるわけではありません。 たとえば「アレルギー検査を受けたい」と希望しても、皮膚科を受診するよう勧められることもあるでしょう。   本記事では、健康診断の費用内で受けられる検査の種類について詳しくご紹介します。

健康診断の目的とは?

健康診断は、さまざまな病気の早期発見・早期治療を主な目的として実施されています。
 
また、自分では自覚できない症状を見極めるなど、病気そのものを予防することにもつながるため、その目的をよく理解しておくことが大切です。
 
たとえば、医師の質問に答えて自分の健康状態を確認する問診をはじめ、肥満ややせの程度を調べる身体計測、高血圧(または低血圧)の有無を調べる血圧測定、肝機能障害を見つける手がかりになる肝機能検査など、検査ごとにさまざまな目的があります。
 
そのほかにも、貧血の有無や全身の健康状態を調べるための血液検査や、食道・胃・十二指腸の病変を調べる胃部エックス線検査、腫瘍や結石の有無を調べる腹部超音波検査なども受診することが可能です。
 

健診の種類と自己負担額は?

全国健康保険協会 協会けんぽ「どんな健診があるの?」によると、協会けんぽに加入している場合、被保険者が補助を受けられる健診は「生活習慣病予防健診」のようです。年1回の定期健診である「一般健診」や、さらに検査項目を増やした「付加健診」のほか、「乳がん・子宮頸がん検診」、任意での「肝炎ウイルス検査」などがあります。
 
それぞれ受診対象となる年齢が定められているため、確認しておきましょう。
 
年度内一人1回に限り、協会けんぽが健診費用の一部を補助してくれます。
なお、企業が定期健康診断として指定している場合は、企業負担になることもあるようです。
 
令和5年度の生活習慣病予防健診の自己負担額を表1にまとめました。
 
表1

健診の種類 自己負担額
一般健診 最高 5282 円
眼底検査
(医師の判断により実施した場合)
最高79円
子宮頸がん検診単独 最高970円

※全国健康保険協会 協会けんぽ「料金・健診の受け方は? 料金」を基に筆者作成
 

健康診断でアレルギー検査はできないのか?

被保険者一般健診で受けられる血液検査で、一部のアレルギー疾患の可能性については調べることができるかもしれません。
 
しかし、詳しい検査は皮膚科などの専門科を受診しなければ分からない可能性が高いでしょう。
 
まずは、健康診断ではどこまでの検査ができるのかを事前に調べ、自分が希望する検査が受けられない場合は、専門の医療機関を受診することを検討することをおすすめします。
 

健康診断で受けられる検査には限りがある

協会けんぽが実施する健康診断には「生活習慣病予防健診」があり、「一般健診」や「付加健診」「乳がん・子宮頸がん検診」などの健診を受けることが可能です。
 
受診できる検査の種類にもさまざまなものがありますが、アレルギー検査など詳しい検査は対象になっていないこともあるため、事前に内容をしっかり確認しておいたほうがいいでしょう。
 
健診費用の一部は協会けんぽが補助してくれるため、自己負担がどのくらいになるのかもあらかじめ調べておくことをおすすめします。
 

出典

全国健康保険協会 協会けんぽ
 どんな健診があるの?

 料金・健診の受け方は? 料金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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