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「ランクル」はなぜ盗難ワースト1位?「スマートキー」悪用を防ぐポイントも解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月7日 2時30分

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自動車の車両本体を盗難されてしまう事件が多発しています。日本損害保険協会によると、車両本体の盗難件数は2597件(2023年)です。 盗難件数が多い車種としてはランドクルーザーやプリウス、アルファード、レクサスといったものが挙げられます。これらの車種が盗まれてしまう理由は何なのでしょうか? また、盗まれた場合に保険が支払われるのかも気になります。   そこで本記事では、ランドクルーザーの盗難件数が多い理由や盗まれた場合に保険が支払われるのかについて解説していきます。車両の盗難を防ぐ対策についても紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

盗難件数ワースト1位の車種はランドクルーザー

日本損害保険協会の「第25回 自動車盗難事故実態調査結果」によると、2023年の盗難件数でワースト1位になったのはランドクルーザーです(ランドクルーザーにはプラドを含む)。ランドクルーザーは2021年、2022年でもワースト1位となっているので、盗難件数と盗難率が高い車種だといえます。
 
その理由としては、日本だけでなく世界中で人気であることや、オフロード性能が高い点が挙げられます。車両価格も500万円以上と高額で、転売目的の盗難が多いようです。
 

盗まれた場合に保険は支払われる?

車両を盗まれた場合は、一般的には車両保険を付帯していると保険金が支払われます。車両の盗難は全損扱いになるので、契約時に設定した車両保険の保険金額が支払われる仕組みです。全損とは修理が不可能な場合や自動車の修理費用が車両保険金額よりも多い場合を指します。
 
車両保険を付帯していない場合は盗難されても保険金が支払われないので注意が必要です。
 

車両の盗難を防ぐための対策

車両の盗難が発生する時間帯は深夜から朝方にかけてが最も多く、鍵をロックしていても盗まれるケースもあります。特に、近年問題になっているのが「リレーアタック」という盗難方法です。スマートキーはキーを車両に差し込まなくても解錠できる便利な機能ですが、これを悪用して複数人で犯行に及ぶ盗難方法です。
 
具体的には、1人目が住居のスマートキーの電波を受信し、ブースターと呼ばれる機器で電波を増幅します。そして増幅させた電波によって車両のキーが反応し、解錠やエンジンの起動をしてしまうのです。これによって施錠していても盗難に遭う被害が増えています。
 
リレーアタックを防止する対策としては、「追加のイモビライザーやカーセキュリティを設置する」「スマートキーを節電モードにする」「スマートキーを金属製の缶や電波遮断ポーチで保管する」といった方法が挙げられます。
 
追加のイモビライザーやカーセキュリティを設置することでリレーアタックを防止することが可能です。
また、スマートキーは常に微弱の電波を出していますが、節電モードが設定されているならば、節電モードにすることで電波を出さなくなるのでリレーアタックに効果的です。メーカーにもよりますがスマートキーの施錠ボタンを押しながら、開錠ボタンを2回押すなどの操作で節電モードになります。
電波を遮る金属製の缶や電波遮断ポーチでスマートキーを保管することも対策として効果的でしょう。
 

盗難防止対策と車両保険の付帯を考えましょう

ランドクルーザーは特に盗難件数が多いですが、他の車種でも同様に盗難防止対策が必要です。また、万が一盗難にあった場合に保険金が支払われるように車両保険を付帯することをおすすめします。車両の盗難が巧妙化しているので、それに合わせた対策を考えていきましょう。
 

出典

日本損害保険協会 第25回 自動車盗難事故実態調査結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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