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相談実例!「流行の投資信託、どの商品を選ぶべきか分からないです・・・」

ファイナンシャルフィールド / 2018年11月30日 9時0分

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近年、個人型確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAがスタートしたことで、投資信託を始めた方も多いのではないかと思います。   投資信託は、商品の選び方でその成果が大きく変わってくるものです。   今回は、投資信託で商品を選ぶ際のポイントを何点かお伝えします。それを参考に、少しでも投資信託について理解を深めていただければと思っております。  

投資信託の商品は本当にたくさん!

iDeCoやつみたてNISAを始める方が増えてきていますが、そのなかで、「どの商品を選ぶのがいいの? 」という疑問を多く聞きます。
 
それもそのはず、つみたてNISAは金融庁のホームページに記載されている投資信託で159本(※1)、iDeCoも証券会社によりますが、数十本のなかからご自身で商品を組み合わせていくことになります。
 
そのため、あらかじめ何かしらの商品に目星をつけていない限りは、商品選びに迷ってしまうことは当然かなと思います。
 
それでは、商品を選ぶ際のポイントは、何があるのでしょうか?
 

インデックスファンドとアクティブファンド

「インデックスファンド」と「アクティブファンド」をご存じでしょうか? 投資信託の商品を選ぶ基準として、まずはこの2つが挙げられます。それぞれの特徴を見てみましょう。
 
〇「インデックスファンド」「インデックスファンド」は日経平均株価やTOPIXなどの市場における数値(ベンチマーク)に連動して、市場の数値と同じような運用を目指すファンドのことです。
 
特徴としては、2点挙げられます。
・「毎日の運用状況が分かりやすい」
・「手数料が安い(後で説明します)」
 
〇「アクティブファンド」「アクティブファンド」は、運用会社が独自の基準で運用を行うことで、ベンチマークを上回る運用成果を出すことを目的としたファンドのことです。
 
特徴としては、次の2点です。
・「ファンドマネージャーの腕によって価格が左右されやすい」
・「手数料が高めである」
 
次は、手数料について説明いたします。
 

投資信託には手数料がかかる

投資信託は、運用会社に運用を任せて利益を得ることを目的としていますので、もちろん運用会社に手数料を支払わなければなりません。
 
その手数料が商品によって大きく異なります。また、手数料には2つの種類があります。
 
(1)「購入手数料(買付手数料)」
購入手数料は、投資信託の商品を買うために必要な手数料です。「1万円分の投資信託を買うのに100円支払ってください」といったようなことです。この手数料が少ないほど、投資に回るお金が多くなります。
 
(2)「信託報酬(運用管理費用)」
信託報酬は、その商品を持っている間に運用会社に支払う「利用料」のようなもので年率でかかります。この手数料が高いほど、投資した資産から天引きされる費用が高くなり、資産が目減りする可能性が高くなります。
 
手数料を抑えたい方は、「インデックスファンド」の方が、手数料が低くなる可能性が高い傾向にあります。
 

大きな成果を目指すか、リスクを減らすか

「アクティブファンド」は大きな成果を目指す一方、運用会社独自で運用をしていくため、高めの手数料がかかったり、ファンドマネージャーの腕によって成果が変わる点が特徴です。
 
リスクを覚悟したうえで大きな成果を目指したい方は、「アクティブファンド」を購入することも1つの手段です。
 
一方、「インデックスファンド」は「アクティブファンド」よりもリスクが低い傾向で、手数料も低めに設定されていることが多くあります。
 
そのため、「リスクを抑えたい」「手数料を低くしたい」という方は、「インデックスファンド」を選択されることをおすすめいたします。
 
また、手数料やリスクだけでなく、ファンドの成果も参考に商品を選び、より効率的な運用を目指していきましょう。
 
※1:つみたてNISA対象商品届出一覧(金融庁)
 
Text:藤山 優里(ふじやま ゆうり)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP
 

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