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「食中毒が怖い」とお弁当に冷凍食品ばかり入れる妻。正直「コストがかかりすぎでは…」と思うのですが、手作りと冷凍食品のおかずで、どれだけ“差”がありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月14日 5時20分

「食中毒が怖い」とお弁当に冷凍食品ばかり入れる妻。正直「コストがかかりすぎでは…」と思うのですが、手作りと冷凍食品のおかずで、どれだけ“差”がありますか?

お弁当のおかずとして、冷凍食品を使っている家庭は多いのではないでしょうか。冷凍食品は種類が豊富で、手軽に使えて便利ですよね。特に暑い季節は、冷凍食品を使うことで食中毒のリスクを抑えることもできます。   しかし、お弁当のおかずが冷凍食品ばかりだと、コストが気になるかもしれません。本記事ではお弁当用の冷凍食品のコストや、お弁当づくりで食中毒を予防するポイントについて解説します。

冷凍食品と手作りおかずのコストは?

ここでは代表的なお弁当のおかずであるから揚げについて、冷凍食品と手作りのコストを比較してみましょう。
 
冷凍食品の一例としてニチレイフーズの「からあげチキン」を見ると、楽天西友ネットスーパーでは1袋(約20g×6個入り)税込214円で販売されています。から揚げ1個あたりのコストは約36円です。
 
一方、手作りのから揚げのコストを考えてみましょう。総務省統計局の2024年7月の小売物価統計調査によると、鶏肉100gの価格は143円です。1個20gのから揚げを作ったとすると、1個あたり約28円になります。さらに調味料や油などのコストがかかりますが、ごく微量のためここでは考慮しません。
 
冷凍食品と手作りを比較すると、手作りのほうがコストを抑えられることが分かります。しかし、から揚げ1個あたりのコストを比べると、価格差は8円程度とそこまで大きくありません。
 
冷凍食品は、メーカーや販売店舗、おかずの種類によって値段が異なるため一概には比較できないということに注意しましょう。
 

冷凍食品のメリット

冷凍食品を利用する大きなメリットは、時短になるところです。忙しい朝や疲れているときでも、すぐにお弁当のおかずを準備することが可能です。保存期間が長く、食材のロスを減らせるというメリットもあります。
 
また、冷凍食品は厳しい衛生管理のもと、食材が急速に冷凍されて作られます。そのため、雑菌が繁殖しにくい傾向です。なかには自然解凍で食べられる商品もあり、お弁当に入れることで保冷剤の代わりになるなど利便性も高くなっています。暑い時期には冷凍食品を使用することで食中毒のリスクが抑えられるでしょう。
 

食中毒を予防するには

食中毒の予防には、菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」の3つのポイントがあります。特に夏場は食中毒が起こりやすいので、これらのポイントに注意しながら調理する必要があります。お弁当に手作りのおかずを入れる場合、大きな手間がかかるということを覚えておきましょう。
 

つけない

菌を「つけない」ためには、調理の前に手をしっかり洗うことが大事です。調理用の手袋を使用すると、なお安心です。調理器具やお弁当箱は清潔に洗い、よく乾かしたものを使用しましょう。おかず用のカップは使い捨てのものにするのがおすすめです。
 

ふやさない

菌を「ふやさない」ためには、食材の水分をしっかり切り、冷ました状態で詰めることが大切です。水分が多いと細菌が繁殖しやすくなるため、汁気の多いおかずや生野菜は特に注意が必要です。お弁当のおかずには揚げ物や焼き物など水気が少ないおかずを選ぶようにしましょう。
 
持ち運ぶ際は保冷剤や保冷バッグを利用して、お弁当の温度を低く保つことも大事です。
 

やっつける

菌を「やっつける」ためには、食材を十分に加熱することが必要です。特に肉や卵料理は中心部までしっかり火を通しましょう。ハムやかまぼこなど、火を通さなくても食べられるものもなるべく加熱します。
 

冷凍食品は、コストはかかるが手軽に食中毒を予防できる

お弁当に冷凍食品ばかり使われていると、コスト面が気になる人もいるかもしれません。
 
確かに、冷凍食品は手作りのおかずよりコストがかかりますが、食中毒のリスクが低く、調理の手間を省けるなどのメリットがあります。保存期間が長く、種類が豊富なので、お弁当のバリエーションも増えるでしょう。
 
冷凍食品であっても手作りであっても、朝の慌ただしい時間に食中毒のことを気にかけながらお弁当をつくるのはとても大変なことです。冷凍食品の使用に理解を示し、作ってくれることへの感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)2024年7月
一般社団法人日本冷凍食品協会 冷凍食品あなたの疑問にお答えします
農林水産省 お弁当づくりによる食中毒を予防するために
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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