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過去の通帳がたくさんたまっているのですが、捨てると「危険」でしょうか?銀行に相談すべきですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月18日 6時10分

過去の通帳がたくさんたまっているのですが、捨てると「危険」でしょうか?銀行に相談すべきですか?

自宅に繰り越しを行った使用済みの通帳が複数あるという方は少なくないでしょう。通帳は口座番号や個人名、口座残高などが載った個人情報の塊とも呼べるものです。   すでに繰り越して失効した通帳であっても、個人情報が載っていることに変わりありません。そのまま捨てると盗難により個人情報が漏えいする可能性があるため、危険を伴います。   今回は過去の通帳を適切に捨てる方法について解説します。

通帳をそのまま捨てるのは危険

通帳には住所、氏名、お金の流れ、届出印、口座番号など、お金や個人に関する重要な情報が記載されています。そのためそのままゴミ箱に捨てると、盗難により個人情報が漏えいしてしまう可能性があります。
 
また、過去の通帳のなかには、未繰越の通帳が混ざっているかもしれません。繰り越し済みの通帳か未繰越の通帳か分からない場合には、銀行に持って行き相談するとよいでしょう。通帳を処分するには、個人情報が漏えいしないよう十分に注意しなければなりません。
 

過去の通帳を処分する方法

ここからは、過去の通帳を安全に処分する方法について解説します。通帳を処分する方法は、主に以下の2つです。


・個人情報が分からないようにして燃えるゴミに出す
・銀行に依頼する

基本的に繰り越し済みの通帳は取引履歴を記したデータとしては使えますが、預金を引き出すなどで利用することはできません。繰り越されているか分からない通帳に関しては、事前に確認しておくことをおすすめします。
 

個人情報が分からないようにして燃えるゴミに出す

基本的に繰り越し済みの過去の通帳は自宅で処分しても問題ありません。ただし前述したように、通帳には個人情報が記載されています。
 
そのため自宅で処分する場合は、以下の方法で個人情報が分からなくなるようにしてから捨てましょう。


・油性マジックなどで個人情報の部分を塗りつぶす
・シュレッダーかハサミを使って個人情報の部分を細かく切る
・不透明な袋や包み紙で外から見えないように包んで燃えるゴミとして捨てる

個人情報が載ったまま盗難被害にあって個人情報が漏えいすると、さまざまなトラブルに巻き込まれるリスクが生じます。また盗難した者から「あそこの家は個人情報の扱いがゆるいから狙い目」などと認識される恐れもあり、さらなる盗難被害につながるかもしれません。
 
悪意のある者に狙われないようにするためにも、過去の通帳を自宅で処分する場合は個人情報が分からないようにしてから処分しましょう。
 

銀行に依頼する

繰越時に銀行に依頼をすると、使わなくなった通帳を処分してくれる可能性があります。ただし、銀行によっては対応してくれない場合もある点に注意が必要です。
 
通帳の処分は基本的に銀行本来の業務の範囲外であるため、対応してくれるかどうかは銀行によります。家にたまった通帳を銀行に持ち込んで処分してもらうことは難しいと考えられるため、そもそもため込まず、繰り越しのタイミングで銀行窓口の職員に相談してみることをおすすめします。
 

通帳は中身を確認してから処分しよう

繰り越し済みの通帳であっても、なんらかの手続きや記録として残しておく必要があるケースもあるため、通帳を捨てる場合は事前に中身を確認しておくことが大切です。
 
国税庁によると、例えば確定申告で領収書代わりに通帳を使っている場合は、申告にかかわる書類は5年または7年の保存義務があるため、一定期間保管しておく必要があります。
 
また、使わなくなった通帳をそのまま保管しておくと、万が一盗難被害にあったときに個人情報が漏えいしてしまうおそれがあります。不要な通帳はリスクを抱えてしまうため、状況に応じて適切な方法で処分しましょう。
 

出典

国税庁 パンフレット「暮らしの税情報」(令和6年版) 記帳や帳簿等保存・青色申告
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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