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「全天候型のタイヤ」が気になっています。夏用・冬用と交換が面倒なので変えたいのですが、節約になりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月20日 2時10分

「全天候型のタイヤ」が気になっています。夏用・冬用と交換が面倒なので変えたいのですが、節約になりますか?

車をもっている方の中には、ノーマルタイヤと冬用タイヤの交換を面倒に感じている方もいるでしょう。全天候型のタイヤであれば交換が不要でいつでも快適な走行を楽しめますが、気になるのは性能や費用です。   本記事では、全天候型を利用するメリットを中心に紹介するとともに、利用する際の注意点も紹介します。

全天候型タイヤとは

全天候型タイヤとは、晴れの日や雨の日にはノーマルタイヤとしてのグリップ力を発揮し、雪道ではノーマルタイヤよりも強いグリップ力を発揮するタイヤのことです。季節に関係なく利用できるため全天候型と呼ばれています。海外のタイヤメーカーで開発が進んでおり、近年は日本でも注目されるようになってきました。
 
全天候型タイヤのゴムには特殊な素材が使われています。低温下でも柔軟性を維持したり、雨の排水性を高めるためのトレッドパターンを取り入れていたりするなど、晴れの日や雨の日、降雪時などの路面に対応できるよう作られています。
 

全天候型を利用するメリット

ここでは、全天候型を利用するメリットを紹介します。全天候型を利用すればタイヤの数が減り、コストが抑えられるとともに、保管する場所が不要になります。
 

ノーマル・冬用をそろえるより費用を抑えられる

雪の降る地域に住んでいる方は、雪が降る季節に冬用タイヤを装着し、雪が降らない季節はノーマルタイヤを装着します。2パターンのタイヤを使い分けるため、購入費用が高くなる可能性があります。
 
また、季節が変わる度にタイヤを交換しなければなりません。業者に依頼するとタイヤ交換の費用が発生します。全天候型を利用すれば、タイヤの購入が1セットのみで済む上、年2回のタイヤ交換も不要です。
 
なお、全天候型には冬用タイヤやノーマルタイヤよりも価格が高い商品が多くありますが、購入数と交換回数が減ることを考えると、全天候型を利用したほうがお得になる可能性が高いでしょう。
 

タイヤを保管する場所が必要ない

全天候型を利用すれば1年中同じタイヤを装着しておけるため、タイヤの保管場所を確保する必要がありません。そのため、タイヤ預かりサービスの利用料の節約が可能です。
 

タイヤ交換せず1年中利用できる

全天候型は1年中利用できるため、雪予報が出たときに慌ててタイヤ交換する必要がありません。ノーマルタイヤであれば、急な降雪に対応できない可能性があります。全天候型は、タイヤ交換の手間を省き、1年中安心して運転できるといえます。
 

全天候型タイヤを利用するデメリット

ここでは、全天候型を利用するデメリットを紹介します。ぬれた路面や雪道の走行も可能ですが、凍結した路面では性能を発揮できないことに注意してください。
 

冬用タイヤより性能が劣る

全天候型は、雪道や雨でぬれた道でも走行できますが、冬用タイヤと比べると性能が劣ります。雪道でグリップ力を発揮しても、凍結した路面でのグリップ力は冬用タイヤのほうが上です。
 
完全に凍結している道路では、グリップ力が発揮されず滑る危険性があります。冬場に凍結路を走行する場合には、冬用タイヤを装着しましょう。
 

燃費性能がよくない

全天候型は、ノーマルタイヤと比較すると燃費性能がよくない商品が多い傾向です。燃費は、タイヤが回転する際の抵抗力に左右されます。
 
ノーマルタイヤと比べると、全天候型は柔軟性が高いゴムを使用しているため、接地面が大きくなり抵抗が大きくなります。抵抗が少ないタイヤほど低燃費であるため、全天候型の燃費性能はノーマルタイヤに劣る場合があるといえるでしょう。
 

全天候型は節約になるが凍結路に注意が必要

全天候型は、タイヤの交換費用や購入するタイヤの本数を削減できるため、ノーマルタイヤと冬用タイヤをそれぞれ購入するよりも節約につながる可能性があります。
 
ぬれた路面や雪道の走行は問題ありませんが、完全に凍結した路面ではグリップ力が発揮されず、危険が伴います。冬場に道路の凍結が発生しやすい地域に住んでいる方には、冬用タイヤの利用がおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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