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真夏日に急いで部屋を涼しくしたい場合、エアコンの「風量を上げる」「温度を下げる」どっちがお得?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月20日 4時10分

真夏日に急いで部屋を涼しくしたい場合、エアコンの「風量を上げる」「温度を下げる」どっちがお得?

暑い季節になるとエアコンは欠かせません。少しでも節電をするために、エアコンの設定で悩む方もいるでしょう。エアコンは、温度を下げるか風量を上げるかで消費電力と電気代が変わります。   なお、節電のために使わないことを考えるケースもありますが、熱中症予防のためにも使った方がよいでしょう。今回は、エアコンで風量を上げたときと温度を下げたときの電気代の差や、エアコンの電気代を節約する方法などについてご紹介します。

風量を上げるのと温度を下げるのではどちらが安い?

2024年4月に、ダイキン工業株式会社がエアコンの節電方法に関して行った検証結果をリリースしました。そのうちのひとつで、「温度を1度下げる」「風量を強にする」で、どちらが節電できるのかを検証しています。
 
検証は、朝からエアコンをつけた状態で、気温が上がる13時から15時に設定を変更した場合で行われました。結果、13時から15時で設定温度を1度下げたときの消費電力量は1.13キロワットアワーで電気代は約35円です。一方、風量を強にしたときは同じ時間の消費電力量が0.52キロワットアワー、電気代は約16円でした。
 
つまり、暑いときはエアコンの温度を下げるよりも風量を上げた方が、電気代は安くおさえられる可能性があります。また、風量が強くなると体感温度も下がるため、エアコンの温度を下げなくても涼しく感じられるでしょう。
 
なお、この調査結果はあくまでもひとつの目安です。住んでいる環境や気温などで結果は変わる可能性があります。
 

節電したいと考えている方はどれくらい?

パナソニック株式会社が行ったアンケート調査によると、節電のために冷房の利用を控えたいと考えている方は「強く思う」が9%、「やや思う」と回答した方が35%で合計44%でした。夏の暑い時期でも、多くの方は節電をしたいと考えていることが分かります。
 
しかし、暑い時期に無理をしてエアコンをつけないでいると熱中症になるリスクがあるため注意しましょう。重度の熱中症になると、入院したりそのまま亡くなったりする可能性もゼロではありません。
 

電気代を節約しながらエアコンを使う方法

エアコンの電気代を節約するには、効率よく部屋を冷やしましょう。冷たい風は重いため下に落ちやすく、風向きを下にすると部屋全体が冷えにくくなります。風向きをなるべく上にしておくと、部屋にむらなく冷気がいきわたるでしょう。上向きがない場合は水平にしておきます。
 
サーキュレーターや扇風機の併用もおすすめです。エアコン単体よりも、さらに効率よく冷気を部屋全体に広げられます。
 
また、エアコンを使用する前にフィルターのお手入れも大切です。フィルターのごみが風の通りを悪くする可能性があります。掃除機などでごみを取り除き、目詰まりを起こさないようにしましょう。
 
なお、出掛ける時間が短いときは、エアコンを消すよりもつけっぱなしにした方が節電になるケースもあります。特に、外気温が高いときは部屋の温度が上がりやすいため、少しの外出なら消さない方がよいでしょう。
 
こうして冷房効率をよくすると、温度を下げなくても部屋が冷えやすくなるため、電気代の節約につながります。
 

エアコンの温度を下げるより風量を上げた方がお得になる可能性がある

エアコンで部屋を冷やしたいときは、温度を下げるよりも風量を強くした方が電気代の節約になる可能性があります。ダイキン工業株式会社の検証では、約2倍の電気代の差になりました。
 
節電をするためにエアコンの利用頻度を少なくしようと考えている方もいますが、暑い時期にエアコンを使わないと熱中症で入院するリスクがあります。入院をすれば、電気代よりも高い出費が発生するケースも少なくありません。
 
エアコンは使いつつ、風向きを気を付けたりフィルターの掃除をしっかりしたりするなど、無理のない方法で節電しましょう。
 

出典

ダイキン工業株式会社
パナソニック株式会社 つけっぱなし運転はおトク。夏のエアコン節電ポイント
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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