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防犯のために「玄関の電気」をつけっぱなしで外出します。毎日1時間外出したとすると、どのくらいの電気代がかかっていますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月21日 2時20分

防犯のために「玄関の電気」をつけっぱなしで外出します。毎日1時間外出したとすると、どのくらいの電気代がかかっていますか?

玄関の照明を、防犯目的で外出の際もつけっぱなしにしているという方も多いのではないでしょうか。その場合、気になるのは電気代です。   そこで今回は、玄関の照明を毎日1時間つけっぱなしにした場合の電気代について、白熱電球とLED電球それぞれの場合で検証してみました。玄関の照明にかかる電気代の節約方法についても解説しますので、最後までお読みください。

毎日1時間玄関の照明をつけっぱなしにすると電気代はいくら?

玄関の明るさはリビングよりも少し暗めにするといいとされています。玄関を明るくしてしまうと、家の中に入ったときに暗い印象を受けてしまうためです。また、夜道を歩いてきた場合でも優しい明るさであれば明るくてまぶしいといった状況を防げるでしょう。
 
1時間当たりの電気代を求める次の式を使いながら、白熱電球とLEDそれぞれの電気代を比較していきます。

・消費電力(キロワットアワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)

白熱電球の場合

一般的な家庭で使用される玄関照明の消費電力は、白熱電球の場合は60ワット程度が多いようです。ワット数は消費電力を表していますが、白熱電球においては数字が大きいほどに明るさも増します。
 
電気料金の単価は、公表社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会を基に、31円/キロワットアワーとした場合、1時間の電気代は約1.9円、1ヶ月間(30日と仮定)玄関の照明を1時間つけっぱなしにすると約57円の電気代がかかることが分かりました。
 

LED電球の場合

LED電球では、8ワット程度の消費電力で60ワットの白熱電球と同程度の明るさになるようです。先ほどの計算式に当てはめると1ヶ月の電気代は約7円となり、白熱電球のおよそ8分の1です。白熱電球に比べてLED電球の方が電気代の節約が期待できるでしょう。
 
ただし、実際の電気代は照明の種類や使用状況により異なるため、今回の数値はあくまで目安として参考にしてください。
 

防犯対策を意識しながら玄関の照明の電気代を節約する方法

防犯対策を意識しながら電気代をおさえるためにできることとして、次の方法を検討してみるといいかもしれません。
 

・タイマー付きの照明を使用する

タイマー機能を利用すれば、外出時に自動で点灯・消灯が可能です。これにより、必要な時間だけ照明を使用することができ、電気代の節約につながります。
 

・センサーライトの活用

人感センサー付きのライトを設置することで、人が近づいたときのみ点灯する仕組みを導入できます。無駄な点灯を防ぎつつ、防犯効果を維持できるでしょう。
 

・LED電球の導入

前章で見たように一般的にLED電球は消費電力が低いため、長時間の使用でも電気代をおさえることができます。また、寿命も長いため、交換頻度が少なく、ランニングコストをおさえることも可能です。
 

・照明器具を定期的に掃除する

照明器具の汚れをそのままにしておくと、汚れの影響で本来よりも明るさが低下するおそれがあります。その結果、明るさが調整できる場合には必要以上に明るくしてしまい、電気代がかさむ可能性があります。定期的なお手入れをすることで、照明器具の劣化にも気づけるでしょう。
 

玄関の照明を毎日1時間つけっぱなしにした場合の電気代は約7円~57円

玄関の照明を毎日1時間つけっぱなしにすると、1ヶ月の電気代は60ワットの白熱電球で約57円、同程度の明るさのLED電球では約7円かかることが分かりました。
 
玄関の照明をつけっぱなしにすることで防犯効果は期待できますが、その分電気代はかかります。特に白熱電球を使用している場合、LED電球と比べて約8倍の電気代がかかるケースも考えられます。
 
玄関の照明の電気代を節約しながら行える防犯対策として、タイマーやセンサーライトの活用、LED電球の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A その他の質問 Q.カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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