子どもが「そうめんは揖保乃糸がいい」と、ほかのメーカーのものを食べなくなりました。できれば節約したいのですが、どうすれば良いでしょうか…？

夏といえば、冷たくてさっぱりとしたそうめんが人気です。安くて手軽に作ることができますが、いつもより高めのそうめんを出したところ、子どもがほかのメーカーのものを食べなくなる場合もあるかもしれません。   本記事では、揖保乃糸の価格やそうめんをおいしく食べるためのゆで方を解説します。また、記事内で揖保乃糸と他メーカーのそうめんの価格を比較しています。ぜひ最後まで読んで、お買い物の参考にしてみてください。

揖保乃糸とは？

揖保乃糸とは、選び抜かれた良質な小麦と赤穂の塩を原料としたそうめんのブランド名です。職人の手によって丁寧に作られ、細くて滑らかでありながらコシが強く、のどごしがさっぱりしています。
 
兵庫県南西部で製造され、600年前から続く伝統的な手延べ製法によって丁寧にめん生地を作っています。おいしさの秘密は、小麦粉に含まれるタンパク質のグルテンが縄状となり、細く生地を延ばす過程でしっかりと絡み合うためです。熟成と縄状に絡ませる作業を繰り返すことで、ほかのそうめんとは一味違うコシと食感を出しています。
 
手延そうめん「揖保乃糸」の中にもいくつかのランクが存在しており、最高級品は「三神」と呼ばれる選び抜かれた職人にしか作れないそうめんです。そのほかにも、特級や縒（より）つむぎなどのラインアップがあり、子どもから大人まで愛されています。
 

揖保乃糸の価格

揖保乃糸は、卓越された手法と技術で作られているため、他メーカーのそうめんよりも高級とされています。
 
Rakuten SEIYUネットスーパーで販売されている揖保乃糸の価格は、300gで税込387円です（2024年7月30日時点）。他メーカーのそうめんは、500gで300円以下の場合が散見されるため、やはりそうめんの中でも上位クラスの高級品に入ります。
 

揖保乃糸は高い？ 他メーカーのそうめんと価格を比較！

揖保乃糸と他メーカーのそうめんの価格を比較してみましょう。今回は、Rakuten SEIYUネットスーパーで販売されているそうめんを例に挙げて比較してみます。価格の比較は、図表1のとおりです。
 
図表1

そうめんのメーカー・ブランド名	価格
揖保乃糸　素麺上級品	387円 / 300g
西友　みなさまのお墨付き　熟成そうめん	258円 / 500g
小野製麺　手延　半田めん	398円 / 300g
星野物産　上州手振りそうめん	312円 / 360g
茂野製麺　味涼み　そうめん	268円 / 360g

Rakuten SEIYUネットスーパー 「そうめん・ひやむぎ」より筆者作成
 
図表を見ても、小野製麺の手延半田めんを除く他メーカーは300g以上で200～300円台前半とリーズナブルです。小野製麺の価格が最も高いですが、それに続くように揖保乃糸も300円台後半となっており、高級さが感じられます。
 

そうめんをおいしく食べるためのゆで方を伝授！

そうめんのブランドにこだわるのも良いですが、リーズナブルな価格のそうめんでもゆで方次第で味に深みが出て、さらにおいしく食べられます。
 
まずは大きな鍋にお湯を入れ、沸騰させましょう。お湯は、1人前 100gにつき1リットルが目安です。沸騰したら、お湯の中にそうめんを入れましょう。この時、まとめて入れずにバラバラと入れるのがポイントです。
 
強火で再び鍋が沸騰するまでそうめんをゆでます。ゆで時間は1分30秒～2分が目安です。そうめんがゆで上がったら、素早くザルに入れて水で粗熱を取り、しっかりもみ洗いします。
 
炒め物やにゅうめんに使用する場合は、ゆで時間を1分～1分30秒にすると一層おいしくなります。
 

正しいゆで方でそうめんをおいしく食べよう

高級なそうめん「揖保乃糸」は、厳選された小麦粉を使用して製造しており、職人の長年の技術によって滑らかなのどごしや深い味わいを生み出しています。価格は他メーカーと比べて高めですが、その分素材の味を楽しめる一品です。
 
また、リーズナブルなそうめんも、ゆで方次第でおいしさが変わります。大きめの鍋にバラバラとそうめんを入れ、1分30秒から2分ゆでましょう。ゆで時間が適切でないと、のどごしの滑らかさやコシが少なくなってしまいます。
 
今回紹介したそうめんのゆで方を参考にしながら、そうめんを家族で楽しんでみてください。
 

出典

兵庫県手延素麺協同組合 揖保乃糸ホームページ
Rakuten SEIYUネットスーパー そうめん・ひやむぎ
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー