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義母が「節約になるから」と、ファミレスなどで残った料理を“持参の容器”に詰めて持ち帰ります。今の時期「食中毒」も心配なのですが、ルール的に大丈夫なのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月24日 4時40分

義母が「節約になるから」と、ファミレスなどで残った料理を“持参の容器”に詰めて持ち帰ります。今の時期「食中毒」も心配なのですが、ルール的に大丈夫なのでしょうか?

レストランで注文した料理が食べきれなかった場合、もったいなく感じてしまいますよね。食べきれなかった料理を持ち帰ってその日の夕食や明日の食事に回し、少しでも節約したいと思う人もいるでしょう。   では、レストランへの保存容器の持参や、食べ残しの持ち帰りはルール違反・マナー違反になってしまうのでしょうか? 食べ残しの持ち帰りは食中毒も気になります。   本記事では外食時の料理の持ち帰りについて、また料理を持ち帰る際の注意点などを解説します。

レストランの料理を持ち帰るのは食品衛生法で規制されていない

実は、食品衛生法において客側・飲食店側ともに、外食時の食べ残しを持ち帰ることについて禁止する規定はありません。そのため、食べ残した料理を持ち帰った場合は食品衛生法違反にはなりません。
 
しかし、飲食店で提供され、数時間常温に置かれた料理は提供後すぐの状態に比べると食中毒のリスクが高まります。食べ残しを持ち帰った客が体調を崩した場合に、飲食店側も責任が問われる可能性があることから、食べ残しの持ち帰りを禁止しているレストランもあるようです。
 
また、食べ放題のお店では基本的に食べ放題の対象が店内に限られるため持ち帰りが禁止されています。持ち帰りが禁止されているお店や持ち帰りについてのルールが決まっているお店で、勝手に持参した保存容器に食べ残しを入れて持ち帰る行為はルール違反となるでしょう。
 
持ち帰り禁止の飲食店で勝手に料理や食材を持ち帰ると、“盗んだ”とみなされて刑法第235条の「窃盗罪」にあたるおそれがあるので注意が必要です。
 

食べ残しを持ち帰る際の注意点

食べきれなかった料理を持ち帰るつもりでレストランに保存容器を持ち込む人もいるでしょう。持ち帰りがOKのお店でも“持ち帰りの容器は店側で用意する”などのルールを設けている場合があるため、自身の保存容器を持ち込んでいたとしても持ち帰る際はお店に確認する必要があります。
 
きれいに見える保存容器でも菌がついている可能性があることから、持ち帰りには使い捨ての容器がおすすめです。持ち帰りを保存容器に詰める際は手を洗い、未使用の清潔な箸などを使用しましょう。
 
飲食店の料理を持ち帰る際、刺身など生ものを避け、持ち帰った料理はなるべく早く食べるように心がけましょう。食べる前に中心部まで再加熱するのもポイントです。
 
持ち帰った料理を後から食べる際、味や匂いに少しでも異変を感じたら、それ以上は口に入れないようにしましょう。飲食店の食べ残しの持ち帰りはあくまでも自己責任です。
 

勝手に持ち帰るのはNG! 食べきれる量を注文しよう

レストランで食べきれなかった料理を持ち帰る行為自体は、食品衛生法では禁止されていません。食べ残してしまった料理を持ち帰り、当日の夕飯や次の日の食事に回すとフードロスの削減にもなりますし、食費の節約にもなります。
 
しかし、食べ放題のお店など持ち帰り禁止の場所で勝手に持ち帰ったり、“持ち帰りはお店が用意した容器で”などルールが決められたお店で持参した保存容器を使ったりすることはNGです。
 
食べ残してしまった料理を持ち帰る際は、お店に持ち帰りたいことを伝えるようにしましょう。
 

出典

消費者庁 「外食時の食べ残しの持ち帰り」に関する食品衛生法の整理等について
厚生労働省 食べきれなかった料理を持ち帰る際の留意事項
e-Gov法令検索 刑法
e-Gov法令検索 民法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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