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友人が「冷房をつけっぱなしだったけど思ったより電気代が高くなかった」と言っていましたが、エアコンをつけっぱなしでも電気代はそんなに変わらないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月30日 7時0分

友人が「冷房をつけっぱなしだったけど思ったより電気代が高くなかった」と言っていましたが、エアコンをつけっぱなしでも電気代はそんなに変わらないのでしょうか?

エアコンを使用する際、つけっぱなしにするのと、使わないときに電源を切るのとではどちらが経済的か悩むことがあります。猛暑が続く中、つけっぱなしで済ませたいと思う方も多いでしょう。   本記事では、エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代への影響について解説します。また、電気代を節約する方法についても紹介しますので、参考にしてください。

外出時間が短い場合はつけっぱなしのほうが電気代は安い

空調分野で高いシェアを持つダイキンの調査によると、日中(9~18時)の場合、30分間の外出なら「つけっぱなし」のほうが消費電力が少ないとされています。
 
一方、夜(18〜23時)は「こまめに電源を入れたり切ったりする」ほうが消費電力が少なくなります。
 
また、外出時間を考慮せずに1日中エアコンをつけっぱなしにするか、こまめに電源を切り替えるかでは、つけっぱなしのほうが消費電力が多くなったとのことです。
 
まとめると、次のようになります。
 

・9~18時:30分間の外出なら「つけっぱなし」のほうが消費電力は少ない
・18~23時:30分間の外出なら「こまめに入り切り」したほうが消費電力は少ない
・1日中:「こまめに入り切り」するほうが消費電力は少ない

 
このことから、日中に30分以内の外出をする場合、エアコンをつけっぱなしにすることで電気代を節約できる可能性があります。
 
ただし、エアコンの性能や環境によっては結果が異なる場合があるため、注意が必要です。

 

24時間つけっぱなしはフィルターが汚れる可能性もある

熱中症対策などで24時間エアコンをつけっぱなしにする場合、フィルターが通常よりも汚れやすくなり、エアコンの故障リスクが高まる可能性があるため注意が必要です。
 
フィルターに汚れがたまると、異臭や故障、カビの原因となるほか、冷暖房効率が低下し、余計に電気代がかかる場合があります。長時間つけっぱなしにする場合は、月に1〜2回フィルターを清掃することをおすすめします。

 

エアコンの電気代を節約する方法

温度を下げすぎない、フィルターの定期的な清掃、サーキュレーターとの併用など、日常的なエアコンの使い方を工夫するだけで、消費電力を削減し、電気代を節約できます。
 
本項では、エアコンの電気代を節約する方法を紹介します。どの方法もすぐに実践できるので、エアコンの電気代が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

 

温度を下げすぎない(上げすぎない)

冷房時は温度を下げすぎず、暖房時は上げすぎないことで電気代を節約できます。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によれば、外気温31℃のときにエアコンの設定温度を27℃から1℃上げると、年間で30.24kWhの消費電力を削減し、電気代を約940円節約できます。
 
また、冬場に外気温6℃のときに暖房の設定温度を21℃から20℃に下げると、消費電力を53.08kWh削減でき、電気代を約1650円節約可能です。

 

カーテンを利用する

カーテンを利用することも、電気代を削減する方法の一つです。カーテンを使って外気温の影響を軽減することで、室内の温度を快適に保ち、エアコンの使用を節約できます。
 
断熱や保冷保温効果が高いカーテンを選ぶことで、さらに電気代を効果的に節約可能です。

 

フィルターを定期的に清掃する

フィルターを定期的に清掃することも、電気代の節約に効果的です。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によれば、フィルターを月に1〜2回清掃することで、年間で31.95kWhの消費電力を削減し、約990円(※)の電気代を節約できる可能性があります。
 
※フィルターが目詰まりしているエアコンと比較した場合

 

扇風機・サーキュレーターを併用する

冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまる特性があります。扇風機やサーキュレーターを活用することで、空気を部屋内で循環させ、冷暖房の効率が向上します。扇風機やサーキュレーターを利用することで、適温を保ちやすくなり、電気代の節約が可能です。
 
また、扇風機やサーキュレーターの風を感じることで、より涼しさを実感できます。

 

エアコンは節約を心掛けながらも適切に使用しよう!

外出時間が短い場合、エアコンをつけっぱなしにしたほうが経済的なことがあります。ただし、エアコンの性能によって結果が異なる可能性があるため、注意が必要です。
 
また、フィルターを定期的に清掃するなど、電気代を節約する方法は多数あります。日常的に節電を心掛けながらも、適切にエアコンを使用して猛暑を乗り切りましょう。

 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
ダイキン工業株式会社 「つけっぱなしがお得”という説は本当なのかを検証せよ!」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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