車内の匂いがきつくなってきましたが「クリーニング」は高そうで二の足を踏んでいます。自分で車内の「本格クリーニング」をすることはできるでしょうか？

車内の匂いがきつくなり、クリーニングをしたいと考える人もいるでしょう。しかし、気になるのは車内クリーニングにかかる費用です。   本記事では、業者に車内クリーニングを依頼した場合の大まかな相場を紹介するとともに、自分で車内クリーニングを行う際の手順やポイントを紹介します。

車内クリーニングを業者に依頼した場合の料金相場

車内クリーニングには簡易的なものから特殊なものまでさまざまですが、業者に依頼する場合の料金は、おおよそ1000円～3万円ほどと考えられます。業者やサービスの内容によって料金が大きく変動するため、実際に業者に依頼する際は、直接問い合わせてみましょう。
 
専門店に依頼すると、クリーニング費用がかかりますが、自分でクリーニングを行えば節約できます。クリーニングに必要な道具や洗剤などは、初期費用としてかかりますが、長期的にみれば業者のクリーニングサービスを利用するよりも費用を抑えられるでしょう。さらに、自分でクリーニングを行うことで、こだわりや仕上がりを自分の好みに調整できるというメリットもあります。
 

自分で車内クリーニングをする際の手順

ここでは、節約のために自分で車内クリーニングをする際の手順を紹介します。
 

フロアマットを水洗いする

車内クリーニングをする際は、まずフロアマットを車外に出し、日当たりの良い場所で天日干しを行います。また、布団をたたくようにマットをたたいてほこりやゴミを取り除くことが大切です。
 
天日干しによる紫外線はダニを死滅させる効果が期待できるため、必ず行ってください。天日干しが終わったら、掃除機でフロアマットの表面に付着したほこりや小石などを丁寧に吸い取ります。
 
その後、水で軽くマットを洗い流し、ブラシに洗剤を付けて汚れを落とします。洗剤の泡や汚れを十分に洗い流したら、抗菌効果を高めるために柔軟剤を使用し、すすぎ洗いを行いましょう。最後に、地面に直接フロアマットが触れないようにもう一度天日干しして、完全に乾かし終わればフロアマットの清掃は完了です。
 

シートの汚れやほこりを除去する

次に、シートに付着したほこりや砂、髪の毛などを掃除機で大まかに吸い取ります。次に、カーペットクリーナーを使用して、シートにこびりついた細かいほこりや髪の毛を十分に取り除きましょう。最後に、シートに付着したシミを洗剤で取り除きます。濃いめに洗剤を溶かした水に浸した雑巾で拭き取ります。
 
シートを拭く際には、シートがぬれすぎないように注意してください。雑巾を固く絞り、必要な部分だけ丁寧に拭き取ることが大切です。
 

天井のカビやシミを拭く

次人、洗剤を水で薄めたものを霧吹きに入れ、汚れている部分に軽く吹き付ければシミやカビの汚れを浮かせます。洗剤を吹き付けた後は、お湯に浸した雑巾を絞り、汚れている部分を優しく拭き取りましょう。最後に、乾いた雑巾を使って天井の残った水分を十分に拭き取ります。なお、天井にシミができるのを防ぐために、洗剤の成分が残らないように注意してください。
 

車の窓ガラスを拭く

次に、洗剤をスポンジに染み込ませて、窓ガラスを拭いていきましょう。汚れを浮き上がらせたあと、水を絞った雑巾で汚れている部分を拭き取ります。その後、乾いた雑巾で水分と汚れをまとめて拭き取りましょう。最後に、ファイバークロスでムラなく拭き取れば窓ガラスの清掃は完了です。
 

ダッシュボードや内装の清掃をする

ダッシュボードや内装の隙間、溝にたまった小さなゴミやほこりは、通常の拭き掃除では取り除きにくいものです。歯ブラシを使って溝に沿ってかき出せば、細かいゴミを効果的に取りのぞけます。ゴミをハンドクリーナーでしっかり吸い取ったら、ファイバークロスを使ってダッシュボードや内装を拭き掃除しましょう。
 

床に残ったほこりやゴミを掃除する

車内のフロアに残ったほこりやゴミはブラシで集めます。ブラシを使えば、カーペットやフロアマットに絡まっている小さなゴミや砂を効果的に浮かせられるため、掃除がスムーズです。
 

自分で車内クリーニングをすると節約になる

車内クリーニングの道具をそろえる初期費用はかかりますが、長期的にみると業者に依頼するよりも費用を安く抑えられます。車内クリーニング費用を節約したいのであれば、自分で掃除する際の手順やポイントを押さえておいてください。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー