事故で車が走行できなくなりました。買い取ってもらえない車をお得に処分するにはどうしたらいいでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月24日 3時0分
事故で車が走行できなくなった場合、どのように処分すればよいか悩む方も多いでしょう。動かなくなった車は「廃車費用がかかる」と考えがちですが、実は適切な方法を選ぶことで、廃車費用を抑え、場合によっては売却して利益を得たりすることが可能です。 本記事では、動かない車の処分方法や、廃車が売却可能な理由について解説します。
動かない車の処分方法
ここでは、動かない車の処分方法を2つ紹介します。
解体業者に処分を依頼する
動かなくなった車を処分する方法として、解体業者への依頼があります。車検が切れた状態で長年放置されている車や、エンジンやフレームなどの重要な部分が故障している車、経年劣化が進んでいる車などは、一般的に売却が難しく廃車になる可能性が高いでしょう。
解体業者に依頼する場合には、解体費用として2~3万円程度かかることが一般的です。なお、不動車は公道を走行できないため、業者のもとへ車を運ぶレッカー代も必要です。
自動車販売店に引き取ってもらう
車が動かなくなった場合、普段から利用している自動車販売店や修理工場に相談するのも、方法の一つです。ただし、販売店は新車の購入を前提とした下取りが基本であり、単純に引き取りだけを依頼することは難しい場合があります。もし、車の点検や修理などで信頼関係が築けている販売店があれば、迅速に対応してもらえる可能性があるでしょう。
自動車販売店や修理工場に処分を依頼する際、処分手数料はおよそ1万円以上かかるといわれています。具体的な金額はディーラーによって異なるため、事前に確認することが重要です。
走行できない車も買い取ってもらえる可能性がある
動かない車は「廃車費用がかかるだけ」と考えがちですが、実は売却できる可能性もあります。廃車買取専門の業者では、動かなくなった車であっても一定の価値を見いだして買い取るケースが多くあります。
動かない車を処分する際には、まず廃車買取業者に査定を依頼し、見積もりを比較してみるのがよいでしょう。処分費用を抑えられるだけでなく、買取額が付けば思わぬ収入となるため、費用負担の心配を軽減しながらお得に車を手放せる可能性があります。
走行できない車を買い取ってもらえる理由
ここでは、走行できない車でも買い取ってもらえる可能性がある理由を3つ紹介します。
海外へ輸出して利益が得られるため
業者が動かなくなった車を買い取る理由の一つに、海外輸出できることが挙げられます。日本車は品質の高さや耐久性が世界的に評価されており、新興国や途上国では特に需要が高い傾向があります。
国内では10年以上経過した車や走行距離が10万キロメートルを超えた車は廃車の対象になりがちですが、海外ではこれらの車がまだ十分に使用できると判断されることが多いのです。
そのため、日本国内で価値が低い車であっても、海外市場では高値で取引されるケースも少なくありません。特に人気の高い車種やモデルは海外で高い需要があるため、国内では廃車となる車でも高値で取引されることがあります。
動かない車でも海外での再販を目的に買い取る業者が存在するため、一度査定に出してみるとよいでしょう。
金属素材をリサイクルして再販できるため
廃車買取業者は、使用済み自動車を解体し、鉄や非鉄金属といった素材をリサイクル資源として再販する仕組みを確立しています。例えば、車のフレームやエンジンに含まれる金属は溶解して再資源化され、自動車製造工場や金属加工業者に供給されます。
鉄やレアメタルといった資源は有限であり、将来的に枯渇のリスクがあるため、これらをリサイクルして再利用することには大きな経済的価値があるのです。そのため、廃車になった車の金属素材は高く評価されます。
リサイクルパーツの生産に役立つため
動かない車であっても、多くのパーツが再利用可能です。バンパー、ライト、エンジン、バッテリーなどは部品ごとに取り外して整備され、リサイクルパーツとして再販売されます。
廃車買取業者のなかには、パーツの回収から整備、販売まで一貫して行う体制を持つところもあり、中間コストを省くことでユーザーに高い買取額を提示します。リサイクルパーツは修理や整備のコストを抑える手段として需要が高く、廃車であってもその価値を最大限に引き出すことが可能です。
動かない車も廃車買取業者に買い取ってもらえる可能性がある
動かない車の処分は、解体業者や自動車販売店に依頼する方法が一般的ですが、費用が発生する場合も多いため、まずは廃車買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
廃車買取業者は、車の海外輸出以外にも、金属のリサイクルやパーツの再利用を通じて利益を生み出す仕組みを持っているため、動かない車でも買い取りしてもらえるケースがあります。自分にとって最もお得な方法を選ぶことで、車の処分をスムーズかつ負担なく進められるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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